日本の心・さいき

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新型うつ病・・・

 「新型うつ病」なる言葉が言われ始めている。
 従来の「うつ病」では、中高年に多かった。朝から1日中塞ぎ込んでいて、励ましは、却って逆効果と思われていた。しかし、この「新型うつ病」では、20代〜30代の若者に多く、(まだ、定義がはっきりとしていない感じで、いろんなタイプがある様だが)励ましも必要なことが多く、又、仕事には鬱になっても、好きな趣味では、全く普通に行動できるとのこと。
 今の日本、どうしてこんなタイプの「新型うつ病」が多くなっているのだろうか?
 チリの落盤事故を見ていて次の3つのことを強く感じた・・・→「家族の結束力が非常に強い」「家庭での父親の存在感が大きい」「不測の事態では、立派なリーダーの存在が必要(54歳のルイス・ウルスア氏の存在)」の3つの点。
 今の日本では、「被虐待児症候群」、「孤食」、「主人在宅ストレス症候群・家庭内離婚・定年離婚」など、家庭内が崩壊する言葉がしばしば取り上げられている。
 チリって、とても貧しい国だと思う。貧しいと、協力しないと生きていけないので、それなりに結束力が自然に強くなり易い。真剣に家族と抱き合う姿を見て、ハッと思った日本人も、多かったに違いない・・・?!
 昔は、家庭で、冷蔵庫やテレビや洗濯機を持てることが夢だった。新婚家庭では、ボーナスごとに、それを買って行くのがとても楽しかった。車何て、夢の夢だった。しかし、今の日本ではどうだろか?
 イスラム圏の男の子と話して感じたことは・・・→多くの例で、父親をメチャクチャ尊敬していると言うこと、中には、父親を守る為には、自分の命を捨ててもいいって感じで言われたこともあった。日本では、これ程まで、どうしてもないなあ・・・。700mの下で、家族の為に仕事をする男性の姿、やはり、男は、こうでありたいと思うけど・・・?! 
 今回、奇跡的に統制が非常に取れた感じで救出されたのは、やはり、リーダー「ルイス・ウルスア氏」の存在が大きかったと思う。今の日本人、尊敬できるリーダーが、少なくなりつつある感じだが・・・。
 塾がこんなにはやるのも、学校の先生の教えだけでは、入試に不安だから?政治に対して不満が多いのも、いいリーダーがいないから?家庭の中でも、(雇用情勢の悪化で、リストラの不安もあったりして)父親の存在感が小さくなっている感じだが・・・?
 どんな状況でも、感情的にならず、状況が正確に分析できて、冷静に判断ができて、皆が信頼して付いて行けるリーダーの存在が必要だと思います。
 初めの問題に戻るが、「新型うつ病」は、治療をすれば、必ず、正常化出来るとのこと。その治療の対象となる場所が、かっては家庭だったのだが、それが学校(不登校など)となり、今は、職場へと移動しているのだ・・・?!