日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

院外健診・・・

 年に5回ほど、松島まで出向いて、乳児健診をしています。平成27年10月1日(木)は、13:30からあり、健診の前に話をしました。(←いつものパターンですが、言う内容は、それなりに、毎回、変えていますが・・・)
次の10点ほど、話しました。
1、小さい子を過剰に叱ると、脳が少し委縮するとのデータがありますが・・・。
2、タバコの煙は、小さな子どもの場合、寝ている場合、床からの距離が低いので、大人以上に煙を吸い込む事になります。それに、呼吸数も多く、代謝も盛んなので、大人以上に害がありますが・・・。
3、テレビは、受動的で、それが現実と思うので、小さな子どもには、それなりの注意が必要です。(←テレビを置いていない家庭も、今は、時に、見られますが・・・)
4、マーガリンなどに入っているトランス型の脂肪酸(←自然界にはない)は、避けるべきとの意見がありますが・・・。
5、男児で、2歳未満で、後頭部を軽く打つだけで、(橋静脈が切れて)頭蓋内出血を起こすことがあります(←乳幼児急性硬膜下血腫)。父親が、子どもが喜ぶからと言って、高い高いをしたりすると危ない場合も・・・?!
6、B型の肝炎ウイルスワクチンは、小さい時ほど、効果が高いし、又、今のB型肝炎ウイルスは、(近年日本に入って来ているジェノタイプAでは)水平感染が、低年齢程、起き易い。来年から定期接種になりますが、早く打っていた方がいいのでは・・・。(←今までは、垂直感染では感染しても、水平感染では、感染しないと言われていましたが・・・)
7、「安心」と「愛情」を子どもがしっかりと感じ取れる様に、子どもの目線で、子どもに接することが大切では・・・。子育ては、その子が産まれる20年前から始まっている・・・?!自分の子どもが成長して、その子どもがちゃんと子育てが出来て、3代にして、やっと子育てが終わるのでは・・・?!親を成長させる為に子どもが必要と言う人もいますが・・・。
8、5歳の花子さんが、部屋に入って来て、箱の中にお菓子を入れて、それに蓋をして、部屋から出て行きました。次に、5歳の太郎君が入って来て、その箱を開けて、中のお菓子を取り出して蓋をして、少し離れた位置にある別の箱に、その取り出したお菓子を入れて、その箱の蓋も閉めて、部屋から出て行きました。さて、その光景をずっと映像で見ていた子ども達、再び入ってきた花子さんは、どちらの箱にお菓子が入っていると思って、蓋を開けると思いますか?
 当然、初め入っていた箱の中に、お菓子が入っていると思って、蓋を開けますね。しかし、3歳までの子どもの場合、花子さんの気持ちになることが出来なくて、花子さんは、お菓子を移した箱を開けると思うのです。
 兄弟に3歳(頃)までの子どもを持って、乳児を抱えて苦労しているケースは多いと思われます。で、上の子に、ついつい辛く言うことも少なからずあると思います。しかし小さな子どもの場合、お母さんの大変さが言われてもよく解らないケースが多いと思われます。
9、3載までの子どもの場合には、母親の存在がとても大切なことも話しましたが・・・。(←その場に、たまたま、父親が1人もいませんでしたが・・・)
 父親が家に帰って来ても、小さな子どもは、(買い物に出かけた)母親を探しているケース、時々、耳にします。又、保育園だと、父親よりも母親が迎えに来ると、より喜んでいる様ですが・・・?!
10、スキンケアの大切さを述べました・・・→皮膚から抗原が入って抗体が出来るとの考え方が主流になりつつあります・・・今までは、アレルギーと言う大きな概念の中の一つが、アトピー性皮膚炎に過ぎないって感じで考えられていましたが、違っていた様で・・・?!