今、無事にどんどんと救出されている。
その陰には、米国人技師(ドリラー)ジェフ・ハート氏(40歳)の存在がある。
ハート氏は、それまで、アフガニスタンで井戸を掘っていた。その作業中に、急遽、要請で、チリの鉱山落盤事故で、地下約620メートルの縦穴を掘ることになったのだ。
当初は、救出は、クリスマスまでって感じで報道されていたかな。しかし、それが、この人の存在で、短縮されたのだ。
真っすぐに下がって掘って行くのって、とても難しいとのことだが・・・彼の場合は、経験から、振動や音で、岩盤の状態が分かるとのこと。で、岩盤を崩落させないように、縦穴を掘る角度に細心の注意を払ったとのこと。特に、最後の方の段階では、後どのくらいで貫通するかが正確に分かったとのことらしい。(正に、神業)
現場に到着後、9月7日から掘り続け、10月9日午前に穴が開いた瞬間、「大切な任務が終わった」と思ったという。「T130」と呼ばれる米国製の掘削機は通常、石油や鉱物などを掘る機械だが、人の救出に使われたのは初めて、とハートさんは言っている。
やはり、専門家の経験とは、スゴイものですね。(大拍手!)