日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

チリの奇跡的生還からの教訓・・・?!

 今回の33人もの全員救出成功で、多くのことが教訓として残されたと思う。
 何と言っても、2カ月以上にも渡って、地下700mもの所に閉じ込められたのに、発狂することなく全員が無事に救命できたこと・・・→これは実にスゴイ!!
 その理由の一つに、毎日、(リーダーから)決められたメニューの実践が挙げられると思われる。(特に、当初の数日間でのパニック状態での、食事や仕事などの分担に付いての冷静な采配が・・・!)

 以下は、地上と無事に連絡が付いてからのメニュー

 ・午前8時〜午後4時まで、作業時間。
 ・午後4時〜午前0時まで、自由時間。
 ・午前0時〜午前8時まで、就寝時間。
 と、地下で、しっかりと8時間おきに決められて、実行されていた。

 ・作業時間内・・・→午前8時30分から朝食。午前10時30分軽食。正午お祈り。午後1時昼食。(作業時間内には、がれきの撤去や坑内の壁の補強などをする。)
 ・自由時間内・・・→午後5時30分軽食。午後6時お祈りと会合。午後9時夕食。(自由時間内には、エアロビクスや家族との通話やジョギングなどをする。)

 ムーッ、メチャ規則正しい生活ですね。(←こんな感じだと、低血糖でイライラすることもなく、バイオリズムもちゃんと保たれ、光は浴びれないけど、実に健康的ですね。)

 33名の中に、立派なリーダーだけでなく、牧師や(事故)経験者やいろんなタイプの人がいたことも、強みだった。連絡が付くまでの長い長い17日間、これを33人がどう受け止めるか、これが運命の分かれ目だったなあ・・・。
 最後にカプセルに乗るのは自分でいいとお互いに譲り合う気持ちを皆が持っていた事実は、ここでの連帯感の強さの証明だと思う。
 ヒトは、必要最小限度のもので、しっかりと共存(共生、調和)して行けば、想像以上に生き延びられる(正に、自然の法則)ことを如実に証明した事例だと思う。・・・→人間って、苦境に立たされても、いいリーダーの元で団結して、希望を持って頑張って生きれば、必ず、光は見えて来るってことですね・・・?!

 かって、1963年、ドイツでも60メートル地下に11人の作業員が閉じ込められて、2週間後に救出された例があったけど、その中の一人は、「仲間がいたからこそ、生き残ることが出来た。一人だったら無理だった。救出から20年で、やっとトラウマから克服できた。体験を語ることが心理療法だった。」と語っている(←とても貴重な教訓ですね!)

 ところで、チリと日本との関係、気が付かない所でしっかりとあるんです。日本は、チリのサーモンやワインだけでなく、銅に関して、このチリからとてもお世話になっている。銅から作られている10円硬貨の3円は、チリの鉱山からのもの・・・?!先のチリ大地震でも、今回の事故でも、日本からの援助が世界で一番厚かったとか・・・!!