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くだらない語学学習(その8、パンジャービー語)

 パキスタン(Pakistan)の名前は、パンジャーブ(Punjab)とアフガン(Afghan)とカシミールKashmir)とシンド(Sindh)とパルチスタン(Baluchstan)から出来ている。パキスタンと言えば、ウルデゥー語と思われがちだが、実際に話されているのは(国民の7割近くが)パンジャービー語で、ウルデゥー語は、国民の1割にも満たない。
 このことは、例えば、中国では、普段はその土地の方言が話され、北京語ではないのと似ている。北京語は、離れた中国人同士が共通の言葉として話す言葉になっている。インドネシアでも、ジャワ島では、スンダ語やジャワ語が話され、バリ島では、バリ語が話されているが、ジャワ島の人とバリ島の人が話す時には、インドネシア語となっている。スワヒリ語にしても同じ感じだ。
 パキスタンの中央に位置するパンジャーブ、そのパンジャーブの名前は、パンチ(5)のアープ(川)から来ている。
 パンジャービー語は、パキスタンパンジャーブ州だけでなく、インドのパンジャーブ州はもちろん、インドのウッタル・プラデーシュ州でも話される言語。グル(師)が口(ムク)から出た言葉との意味で、グルムキー文字を使う。同じパンジャービー語を、インドでは、グルムキー文字を、パキスタンでは、ウルデゥー文字を使うことになる。
 パンジャービー語では、有名な7行5列の35文字の表があり、そのまま覚えるしかない。初めの3文字が母音に関するものである。縦4列目では、例外的な感じで、2通りの読み方があるのがある。ヒンディー語ベンガル語シンハラ語だと、これが1通りの読み方で、有声音の有気音になっているのだが。