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退職後の雑感(149)

  「退職後の雑感、親業おやぎょう」

 世の中で、絶対的な愛は、母親が子どもを愛する愛と思っていますが・・・生まれて退院する時に、母親の前で診察していたのですが→どの母親も、ニコニコしていますね・・・(不眠不休で母乳をあげて、あまり寝てないはずなのですが)これ以上の幸せはないって感じですね・・・?!
 1カ月健診でも、母親、ニコニコ顔、3カ月健診でもニコニコ顔、沢山子どもに打つ予防接種の時でもニコニコ顔、1歳半健診でもニコニコ顔は続いているのですが・・・→
 子どもが更に増え、一番下の子どもが2歳になった頃、ちょっと目尻が上がってくる感じで、次第に笑顔が以前よりも少なくなってきます。思春期でもなると、医療側にとっては、親に対しても子どもに対しても、その対応が難しくなってきます・・・?!
 子どもは親を選べません(←学校の生徒も教師を選べませんが・・・)。しかし、医療の場合は、患者さん側は、ある程度まで、自由に医療機関を選べますね。民間療法も利用出来ます。そう考えると、医療機関、厳しいですね。(今は、公立の医療機関も、採算が極端に合わなくなると、縮小や統合や廃院となる時代になっていますが・・・)
 親が子どもに接する場合、その多くは、見返りを求めないですね。正に「無償の愛」ですね。「親がするべき仕事」と考えて、「親業おやぎょう」との考え方がありますが・・・これが世の中の基本で、これが崩れると、世の中、ガタガタとなってしまいそうな気がしています。
 しかし、自分のことを考えても、初めから立派な親になれるはずはなく、子どもの成長を通じて、親が次第に成長して行きますね・・・時々、反面教師って感じの例もありますね・・・(←親がだらしないのに、子どもが几帳面だったり・・・)。
 ある専門家が親が子どもに、次の様なことは言うべきでないと言われていましたが・・・
1、「貴方の為に言っているのよ・・・」(←子どもの為なら、子どもの生き方を認めて欲しいと子どもは思うのでは?)
2、「親の気持ち、分かってるの?」(←子どもにとっては、子どもの気持ち、分かってないと思われるのでは?)
3、「貴方にどれだけお金をかけてきたと思ってるの?」(←こんな言い方されたら、ホント、子ども可哀想です!)
4、「貴方に出来る訳ないでしょ!」(←頭越しに否定しては、伸びる子どもも伸びませんね!)
 子どもが大きくなって行く時、親がするべきことは、子どもの生き方を認め、「自立」出来る様に援助して行くことだと思います。
 動物は、子離れして親離れが起きるみたいですが、ヒトの場合は、この少子化の時代、子離れや親離れがお互いに出来ないケースが多い様に思われます・・・?!

https://www.youtube.com/watch?v=3hoM8fApeoo(←武田邦彦先生の話)
https://www.youtube.com/watch?v=3haBK65kFpo(←武田邦彦先生の話}


 (令和4年5月21日、少し修正して、再掲)