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退職後のささやき(14)

  「退職後のささやき、今、医療は?」

 小児科の医師で、一般診療を辞めて、予防接種や健診中心に、医療している開業医が実際にいます。直接、その主旨を尋ねたことがあったのですが、「今の小児科は、しなくてもいい治療をしている。だから・・」と言われていました。
 そうですね、私もそう感じること、しばしば、経験しています。
 咳をすれば、「咳止め下さい」と言われます。しかし、最近の論文(外来小児科学)にも、咳止めは、却って、良くないと言う主旨の内容がありました。私も、経験上、そう思っていますが、実際には、なかなか、親御さんには、理解してもらえませんね。
 熱が上がると、熱冷ましを下さいと、親御さんから言われます。しかし、東洋医学では、例えば、葛根湯や麻黄湯を使って、熱を逆に上げて、病気を治しています。
 そんな今の医療の中で、医師自身も、熱が下がらなければ、直ぐに、親御さんから、抗生物質を下さい、レントゲンを撮って下さいなどと言われて、悩んでいるケースも、多いのでないか、と思っています。
 小児科の開業医では、(必要で無ければ、抗生物質を使わない様にと思って)検査を沢山すれば、却って、(定額制だと)赤字になることもありますが・・・。
 外科手術を医師から勧められても、他の医療機関でのセカンドオピニオンでは、その必要はないと言われたりすることも、私自身、現にありました。
 専門医が言うのが、間違いないとは限りませんね。それは、今回のコロナ禍でのマスコミに出て来る専門家の言動で、明らかになった感じがしていますが・・・?!

*写真は、「たはら小児科医院」の院長室で、お茶を点てている私です。茶道の精神で、19床を持って、小児救急医療中心の医療をしていました。
  
 (令和3年11月3日、記載)

https://www.youtube.com/watch?v=KoqHowYepW0(←武田邦彦先生の話)
https://www.youtube.com/watch?v=DSXuEqblHv8(←武田邦彦先生の話)

https://www.youtube.com/watch?v=VhFEAtgADdg(←中医学

 

 

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