日本の心・さいき

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育児・・・

 8年前の平成22年10月6日に記載した内容です。

 昨日、19:30からのNHKのクローズアップ現代で、「イクメン」のことが取り上げられていた。仕事もできる、育児もできる、社会参加もできる、そんな理想的な若い男性の出現がクローズアップされていた。
 で、全く対照的に、今日のNHKの朝の「あさイチ」では、「育児がつらい母親たちの叫び」が取り上げられていた。
 で、そんな母親を対象としたあるアンケートでは、愛すべき自分の子どもを虐待することに対して、その気持ちが理解できると言う人の割合が、何と、44%にも達していた。
 昨日、退院後の(1カ月)乳児健診で、当院出産の乳児3人を診察した。今朝、8時半過ぎに、新生児の退院診察をした。
 初産かどうか、ある程度、母親の態度で分かる。1カ月の乳児健診でも、母親が突っ立っているだけで、祖母に任せ切りのケースもある。新米ママの中には、自分の子どもを抱くまで、赤ちゃんを全く抱いた経験のないケースもある。
 で、(怖くて、オドオドしている母親の場合)、「母子一体ですから、お母さんの思いがそのまま赤ちゃんに行きます。お母さんが不安だと、子どもも不安になります。子ども自体、生きる力がありますから、それを信じて下さい。初めは、泣いても泣かなくても、心配、そんなもんです。お母さんは、ドーンッと構えて下さい・・・」何て感じで言っていますが・・・。(初めから、ちゃんと出来る親なんで、いませんよネ!)
 1人目は、慌て過ぎで時間外によく来ていて、2人目は、遅過ぎで、もうちょっと早めに来てもらいたい感じになっていて、3人目になると、ちょうどいい具体に医療機関に掛かっているケース、よくありますが・・・。
 家内の話だと、1人目は、忙しくていろいろ考えるゆとりがなく、2人目は、育児ばかりしていて、(先々ただのおばさんになってしまって)社会から取り残されるのではないだろうかと思って慌てるが、3人目になると、開き直ってしまって・・・→子育てが終われば、それから始めればいいと思う様になったとか。
 中には、躾けをしているつもりが、(不幸なことに実際は)虐待になっているケースもある。母親にゆとりが取れる様に、育児を母親だけに押し付けるることがない様に、職場も家族も、多くの人がそんな母親に協力する必要があると思います。
 育児って・・・→育てた様に、子どもは成長します。(努力が報われない時代にあっても)親のいい教育は、しっかりと結果が出ます。その時の子どもって、(どんどん成長して行くので)一度限りですね。正に、誰もが出来る最高の芸術作品とも言うべきものではないでしょうか・・・?!

*8年後の今読んでも、納得出来る所、あります。人生、100年の時代、子どもが一人前になってから、まだ、ずっと半世紀以上生きる時代になっています。学び直して、仕事に再び専念している女性も多くなりました。育児は、人生の中の一部って感じになっているのかな・・・?!