日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

母親学級・・・

 平成30年6月12日(日)、13:00から30分間、母親12人の妊婦さんを前に、母親学級で話をしました。
 12人もの妊婦さん、ここでの私の母親学級では、数としては、最高でした(いつも、3〜5人、1人のこともありましたが)。
 ホワイトボードに書かれた10項目を一つずつ説明する前に、次の様な話をしました。
 日本の小児医療は、周産期死亡率、新生児死亡率、乳児死亡率などを見ると、世界のトップクラスです。1000人産まれて、1歳の誕生日までに、(全ての死亡を含んで)2、つまり、500人産まれて、わずか1名の死亡と言うことになります。
 日本の人口が、世界の10番目か11番目に多いのに、北海道から沖縄県までの47都道府県で、一番死亡率の高い所と一番死亡率の低い所、さほど差がないのです。これは、(マスコミは、騒ぎませんが)凄いことだと思います。
 で、それに携わっている日本の小児科医が多いかと言うと、そんなことはありません。数少ない小児科医が、頑張っています。
 例えば、延岡市の急病センターに、宮崎大学医学部小児科から、月に10回前後も来ています。19:30〜23:00までそこで勤務して、宮崎市まで帰って、翌日、病院勤務ですから、激務です。(大分大学医学部小児科の先生も、月に2回、延岡市まで来て、急病センターに参加しています)。
 大学の先生、延岡市だけでなく、宮崎市都城市の救病センターにも参加していて、そこでは、朝までの勤務となっています。(←参加している小児科医の確保で、開業医の高齢化の問題があり、この先が危ぶまれます。)
 宮崎県と大分県、隣接する鹿児島県や熊本県と違って、新設医大として、医学部が出来た関係で、医師不足が否めません。
 特に、小児科医の数、全国から見ると、人口当たり、宮崎県が一番少ない県になっています。更には、宮崎県の県北が、更に少なくなっています。