日本の心・さいき

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白内障手術記(その5)

 執刀医から、録画したCDを頂いて、初めに見た時、どうなっているのか、サッパリ分かりませんでしたが・・・何度も見ている内に、少し理解できる様になりました。で、それを見ての私なりの解釈ですが・・・→
 孔を3ヵ所、(ほぼ)10時と(ほぼ)2時と12時の位置に開け(←12時の位置の孔は、2時と10時の孔よりも大きく開けて・・・昔は今よりも大きな孔を開けて、最後にそこを縫合していた様ですが・・・)・・・「(水晶体を覆っている)前嚢」を切って(・・・後嚢に孔を開けてしまうと、大変なことになりますが・・・)、前嚢に大きな穴を丸く開けた後に(術後は、その孔は、開いたままになって)、12時の孔から入れた器具で、砕いた水晶体を吸引して行き、又、その位置から、水晶体の代わりの「人工レンズ」を折りたたんで入れて、中でそれが(自然に)広がって、最後に、乱視補正の為に角度を合わせて、終了となっていました。
 助手が食塩水を時々角膜に掛け、ヒアルロン酸を執刀医が中に入れている様ですが・・・独りのドクターが二つの穴から入れた器具を(神業的に)巧みにこなしている姿を知って、感動しました。(ありがとうございました。)
 わずか10分間ですが、スゴイ集中力が必要とされますね。
 ある眼科医の話ですが・・・→「コーヒーを飲むと、自分の場合、それで手が震えることがあるので、飲めない・・・周りにいる人が話をしていると、集中出来ない・・・独りですので、心細い気になる時があります・・・」などと話されていました。(終わったら、ドッと疲れると思います。ホントにお疲れ様です。)
 又、自分ではよく出来たと思っても、患者さんの方がそう思ってくれない場合や、その逆のこともあるとも言われていました(←医療の難しいところですね!)。
 そうですね、トコトン、見えなくなる寸前まで進行した後に、手術をしてグッと見え出すと、凄く感謝されるのに対して、まだ、さほど困らない状態と本人が思っている状態で手術して(しないでそのままにしてると、失明・・・)、術後に焦点が一点にしか合わないとなると、よく思わない人がいても、不思議でない気もしますが・・・?!
 しかし、昔と違って、白内障の手術は、遅過ぎると、上手く行かないことが多くなりますね・・・!(←昔は、ある程度、白内障が進まないと、出来なかったのですが、今は、早いほど、手術の成績がいいんですね・・・!)
 (亡くなった)私の父は、かなり昔のことですが、白内障で眼科を受診した時には、既に手遅れ状態で、大分県内では出来ないと言われました。で、奈良にある「天理よろず病院の眼科」に行き、術後は、しばらくうつ伏せ状態が続き、その後、ちゃんと見える様になりました(幸いでした)。
 私の場合、左眼の焦点を50cmで一番よく見える様に合わせたので、確かに、50cmの距離のもの、手術前よりも、よく見えますね。それに、術前の1ヶ月間、急速に左眼が見えなくなっていた感じがしていましたが・・・。
 もう、白内障が進んで行かないと思うと、嬉しいのですが、右眼も白内障があるので、又、いつの日か手術となりますが・・・!(T先生、その時まで、体を労わって元気でいて欲しい気持ちで一杯です、感謝・合掌!)
*独り小児科医なので、23日(水)〜25日(金)、小児科外来休診にしました。又、毎夏、5日間の休み(土日を含んで9日間)をもらって、休診にしています。(平成24年の12月中旬から、独り小児科医状態です。)