日本の心・さいき

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企業は人なり・・・

 平成26年7月16日(水)の18:00から、「創立50周年記念式典」が、上天草市立上天草総合病医院の6階の講堂でありました。先の7月12日(土)に来賓客を招いて行った松島町での「ホテル竜宮(りゅうぐう)」の時と違って、院内スタッフばかりでのものでした。
 (毎年の事ですが)「30年勤務者(7名)」「20年勤務者」「10年勤務者」が表彰され、大きな拍車が送られていました。(←が、別に、感謝状だけなんですが・・・)
 眼科の先生が、10年勤務者として、表彰されました(独り眼科医で、副院長も兼任で、とても忙しい先生で、ご苦労様です・・・)。
 アルコールも入り、和やかな中で式典が終わりました。
 正に、これを見ていると、周辺住民だけでなく、病院のスタッフも、この病院を真剣に永年に渡って愛していますね。
 ここの病院の特殊性として、次の3つがあります。
1、約3万人の人口の上天草市では、唯一の救急医療を備えた総合病院で、半径10Km以内に病院がありません。又、診療範囲は、上天草市だけでなく、御所浦町などの天草市からも、来院しています。
2、上天草総合病院のある龍ヶ岳町には、開業医がいません(歯科開業医は、いますが)。それで、学校健診なども、病院側のスタッフが積極的にしています。
3、上天草市立上天草看護専門学校が、上天草総合病院病院の付属機関としてあり、その教育にも、上天草総合病院のスタッフが深く関与しています。
 それに、熊本県内の「へき地医療拠点病院(県内に3病院あり)」に指定されていて、病院を離れて、ドクターが診療に行っています。又、看護学生だけでなく、教育機関として、熊大医学生自治医大生が卒前研修で、それに、研修医などが卒後研修に来ています。
 「企業は人なり」って言葉がありますが・・・この病院を見ていると、正に、そう思います。
 天草地域で産科医と小児科医を兼ね備えた病院は、この上天草市立上天草総合病院だけですが・・・。
 天草地域から熊本中心地に搬送するには、ラッシュ時だと、2時間近く掛かります。(昼間は、ヘリ搬送も出来ますが・・・)
 当院のドクターも、出戻りが多いのですが、(私を含めて)かなり高齢化しつつあります。
 今後の人口減少率の推定では、熊本県の市の中で、一番上天草市が多くなっていますが・・・。
 国の政策が急変する中で、ここでの医療がより長くこのまま維持できればいいなあと願っています。
https://www.youtube.com/watch?v=YoJ40DuLAc0(限定公開)
http://www.cityhosp-kamiamakusa.jp/(上天草総合病院)