日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

子どもの力・・・

 ○月○○日(水)、午前中、産科医から「40歳の初産で、頑張っているけど・・・心音が下がった時があって・・・」と電話があり、午後予定の小児科講義(消化器疾患)をキャンセルし、急遽、帝王切開になりました。
 14時過ぎに、41週3260gの男児が元気に産まれました。産まれた時、色はさほど悪くなかったのですが、泣かず、吸引している途中で大きな声で泣き出しました。それで、こちらの緊張も一気に取れた感じになって、ホッとしましたが・・・。(→その後、著変なく、経過しました。)
 いつものパターンで、母親の頭越しに「元気な僕ちゃんですよ、念の為に小児科で診て行きますから。」と言い、(母親、きついはずなのに、そう言うと、ニコニコしていましたが・・・)助産師さんが母乳をちょっと吸わせた後に、用意していた保育器へ入れ、手術室を出ました。出る途中で、手術室のナースが、「ちょっとちょっと、赤ちゃん見せて・・・」と駆け寄って来て、見ると、「かわいか・・・!」と言って感動していましたが・・・。
 手術場から出て、4階の病棟に行くと、ここでも、ナースがアチコチから集まって来て、真剣に赤ちゃんを見入っている。
 (手術場から、赤ちゃんが出る前に、術後の年配の人が搬送されていましたが、そんな雰囲気、全くなかったですね・・・。)
 そうなんです、赤ちゃんって、その存在だけでも、多くの人を引き付ける力があるです。つくづく、そう思い直しました。
 過疎地でも、若夫婦がいてくれて、そこに赤ちゃんが生まれれば、そして、その地で、その子が次第に成長して行く姿があれば、間違いなく、お年寄りが元気になると思います。
 子どもの力は、スゴイです。