日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

むのたけじ・・・

 「むのたけじ」さんの話が、NHKBSプレミアムで、8月25日(木)に1時間半程あった。8月14日の再放送だったが(8月14日には、見逃していた・・・)。 (自分の受け取り方が間違っていて、実際の内容と違うところもあるかと思いますが、ご了承ください)。
 現在96歳だが、ジャーナリストとして、75年間、今も元気に活躍されている。現在、講演で活躍中で、今までに4.500回以上の講演をされている。多くの若い母親や中高生が、「むのたけじ」さんの話に傾倒している。
 戦争中、朝日新聞社に勤め、嘘の報道に強い違和感を感じていた。経済的に困るのに、自分の意志で、朝日新聞を、それも終戦前日の8月14日に退職している。
 3歳の娘さんを病気で亡くしている(・・・←その1年前だったら、ペニシリンが手に入ったので、死ななくて済んだはず・・・)。戦争中、戦争時の人間の非人間的な行動を目の当たりにしている・・・→略奪・強盗・強○など・・・→それは、日本人もアメリカ人もオーストラリア人も、同じだったと言われる。
 軍の一部の人間により、始まると止められない戦争に突入し、軍の命令は、「絶対服従」で、逆らえば、「非国民」「国賊」と言われ、お互いが本音を全く言えない。
 いろんな事を言われていたが、以下の内容がとても印象的に残った・・・→

1、「戦争のやれない世の中へ」・・・戦争はやらないではなく、やれない世の中に持って行かなくてはいけない。今、実際に使える原子爆弾は、3万発あるそうだが(?)、使えば、相手側も自分側も、全て、滅んでしまう。こんな簡単な理論が、なおざりにされている。つまり、先々は、核を持っている国こそ、ビクビクしないといけない時代になるだろう。

2、「皆の喜びや悲しみを、皆で共有する」・・・希望は、絶望の中にある。困った時は、皆で助け合う。嬉しい時は、皆で喜び合う。日本人同士だけでなく、中国人も日本人も、韓国人も日本人も、分け隔てなく仲良くすることが大切。

3、「人間を敬う心が大切」・・・相手を尊ぶ生き方が大切、敬う生き方が大切。

4、「変化は、個人個人の行動から始まる」・・・上からどうこうと言われて、世の中は、変わるものではない。日常的に、一人一人が自覚してすることから、世の中は変わる。政治家や行政のせいばかりにしてはいけない。

5、「常に今が人生のてっぺん(頂上)」・・・年を取れば取る程、経験を積むことになる。経験は人間を賢くする。それゆえ、人生がどんどん充実してくる。つまり、死ぬ時が、一番高い頂上(てっぺん)にいることになる。

6、「自分と正面から向き合う」・・・自分を真剣に見つめ、自分の生き方を大切にして欲しい。自分が好きなって欲しい。

7、今の若い人について・・・→高い評価を与えている→
1)「差別をしない」・・・年齢や職業や地位や性別に関係なく、対等の立場を取っている。これは、実に素晴らしいこと。
2)「真実を見つめている」・・・「見ざる」「言わざる」「聞かざる」をしない。真実をしっかりと見極め、確かなものだと、堅く信じている。今の若者だったら、当時日本人が堅く信じていた「神風」何て、信じなかっただろう。
3)「自己完結型」・・・自分達のことは自分達で処理しようとする。外部を当てにしていない。これも、実に素晴らしいこと。

 若者へメッセージする時の「むのたけじ」さん、あるマスコミに書かれた様に、正に「年齢差は80年、若者と同じ瞳の輝き」・・・!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%80%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%98