日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

クール・ジャパン(2/5)

 2月17日(木)の昼、天草市本渡のある和食の店に行った(もう、とっくに10回以上来ているけど・・・)。
 そこの着物姿の職員に、この店のことに付いて尋ねたら・・・→昔は、ここは、老舗の旅館だったが、周りにホテルができた関係で、(経営上、14年前に)食事だけになったとのこと。
 1100円の和食を家内と一緒においしく食べた(昨日は、ここで、も少し安い和定食を摂ったが・・・)。
 待っている間、メニューの2枚目に書かれてたものを読んだ。
・・・「地産地消」自分の生まれ育った土地の食べ物が健康には幸いです。○○○家では、お客様を健康な野菜、健康な魚でおもてなし致します。
 「手間と暇 かかっています この逸品」仕込みに始まり、仕上がるまで料理人は美味しい料理を作ろうという想いで一生懸命です。手作りです。多少お時間がかかることもございますので、どうぞご寛恕の程ねがいます。「言の葉を おつまみして 待つ料理」(古民家食事処 茶寮 ○○○家)

 次の様に書かれたものが貼っていた。
 酒に十の得あり
 1、隷(れい)を正し
 ・・・
 8、人と親しみ
 9、縁を結ぶ
10、人寿(いのち)を延(の)ぶ

 思うに、食事をするにも、待つ間にも、何か精神というか、心と言うか、温かい、目に見えない何かを感じでしまう(のは、自分だけではないと思うが・・・)。

 2007年に、「ミシュランガイド東京 2008年」が発売されて、話題になった。しかし、日本では、なぜか冷めた空気があったのも事実。
 この東京版の発売で最も強い衝撃が走ったのは、欧州だった。何故なら、星付きの店の数が、東京が150軒で、パリの74軒の倍ほどあったから。つまり、東京は、世界一の美食都市として地位を確保したのだ。しかも、2年後の2010版になると、東京の3つ星が11軒となり、パリの10軒を越えた。推移を見ると、パリと東京では、一つ星が、08版では、50軒と117軒、09版では、55軒と128軒、10版では、53軒と144軒となっている。二つ星では、それぞれ、15軒と25軒、15軒と36軒、14軒と42軒、三つ星では、それぞれ、9軒と8軒、10軒と9軒、10軒と11軒となっている。つまり、パリの数が年毎に殆ど伸びていなのに、日本のそれは、着実に増加している。
 星が付いた東京の197軒の内、132軒が、日本料理店だった。
 更に海外の人が驚くのは、そんな評価に多くの日本人が、「エッ、あそこが○星何て、こちらの方がもっといいのに・・・」とか、「何を持ってそんな評価をしてるの?」何て感じで、冷ややかであること。
 そうです、東京だけでなく、日本中、アチコチに、それに肩を並べる感じの料理店、沢山ありますね。
 昨年、京都に行った時、京料理の素晴らしさに感激しましたが・・・。歴史の古い京都の方では、3つ星が目白押しでは・・・!! 魚料理で有名な佐伯でも天草でも、3つ星までは行かなくても、星の付けられる店、結構あると思いますけど・・・?!
 東京では、老舗の一流料理店は、一元客は入れないと聞く。当然、ミシュランガイドの関係者も、そこには入れなかったのでは・・・?!
 土台、東京の飲食店の数何て、パリとは大違い。パリが1万3000軒、ニューヨークが2万5000軒に対して、東京は、何と、16万軒程もあるのだから!!