日本の心・さいき

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オーストラリア滞在(10:日本の医療)

 年老いた夫婦が、手をつないで歩いている。男性の空いた片手には、デジカメが握られている。そんな旅行者をアチコチ見かける。老後に、夫婦でゆっくりと旅行することを夢見て、今まで頑張ってきたに違いない。
 グラッドストーン市の図書館に行った。「父親に感謝」って題目で、父親と子どもの写真が実に沢山飾られていた。オーストラリアの父親は、逞しくてかつ優しいって感じだ。が、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて感激して泣いている若い父親や、結婚式での娘を見て、泣いている父親の姿もそこにあった。
 昨年も、この展示を見ている。全国規模でしている様だ。いいと思った写真を記載して箱に入れると、もしもそれが最高の賞に選ばれれば、100ドルゲット出来るみたいだが・・・。
 通り道に、歯科医の看板があった。土曜と日曜は、しっかりと休んでいる。朝は、8時から受付で早くなっているが、夕方は、16時45分までで終わりだ。仕事後に、子どもと真剣になって戯れている歯科医の姿が目に浮かぶ。
 日本では、経営難で朝から晩まで働いている歯科医の姿が目に浮かぶ。今年は、私立大学の歯学部の半分以上が、定員割れとか。
 都会で開業したばかりの医師の場合、過当競争になっていて、採算が合わなくて、夜は、バイトに行っているとか。そして、病院の勤務医は、医師不足で、疲労困憊状態になっている。
 医療従事者が疲れ切った状態で、大きなストレス抱えた状態では、いい医療、出来ないのでは・・・?!
*写真は、グラッドストーン市にある、世界一大きな「アルミニウム工場」(丘の上から撮る)。