日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

脳科学・・・

 全ては、常に変化している。
 生き物は、いつかは、死んでしまう。微生物からヒトまで、全てが。無生物だって、同じ。地球自体がその内、太陽から吸収され、太陽だって、いつか燃え尽き、太陽系を含むこの(横幅10光年の)銀河だって、いつかは、アンドロメダ大星雲と合体する運命にある。
 NHKの教育テレビの「ZERO」で、(再放送で)「視覚」のことを取り上げていた(見ることに費やされる脳のエネルギーは、極めて大きい)。
 人間、じっと真っすぐ立っていようとしても、それは(目を開けてしっかり見ていても)不可能で、軸は絶えずぶれている。ぶれることによって、真っすぐになるべき位置を確認しているのだ。
 瞳孔を通して見る場合も、そうだ。網膜に映った像は、常に動いている。そんな常にぶれている情報の刺激がまず、後頭部にある視覚中枢に行き、そこから、色や形が認識ができる脳の領域と、動きの認識ができる脳の領域にそれぞれ、別れて刺激が行く。それ等の各部門でそれが処理され、それ等の情報が、再び別の高度の脳の中枢領域に行って、総合的にちゃんと(動いていないある色と形をした物体として)判断される感じになっている・・・?!
 面白いと思ったのは、例えば、はっきりとした「ピンク」の色をずっと見ていて、急にそれを隠すと、白いバックに「緑」の色をしたそれが見えることだ。(マジックでも、黄色を見ていると、白のバックに、青が見える?!)
 動いてなかったり、はっきりとした形でないと、次第に脳は認識しなくなり、時間とともに、完全に消えて行く。(ZEROの内容)
 これって、獲物が生き物を襲う時、じっとしているモノには、(その多くは食べられなので)気が付かないってことと関係してるのかな(例えば、蛇が蛙を襲う時、蛙はじっとしている)?
 生きる上で、長い歴史の中で、如何にして生きていけるかの中で、ヒトの脳が自然と身に付けた仕組みなのであろう。
 これ等を逆手にとって、脳科学での分析がもっと進めば、更に人類は、より良く生きて行けるかな・・・?!