日本の心・さいき

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還暦での挑戦(その13、絶対音感の子)

5月22日(金)
 本当のボランティアは、学校への往復も自分ですると思うが、自分はしていない。皆に迷惑を掛けているなあ。10年前の時は、佐伯市グラッドストーン市が、直接動いていた感じだったので、タクシーでよく往復していたが(1週間だけだったが)。
 グラッドストーンの友好協会の人がとても協力的で助かるけど、これがなかったら出来ないことだと思う。自分の場合は、車の運転が出来ないので(自動車免許証を持っているが、完全なるペーパードライバーで、来年、切り替えの時に、返上しようと思っている。どっちもち、視力検査で不合格になるだろうし)、オーストラリアの様な車社会の所では、難しい。
 午前中は、ベナラビー校でした。付いてくる子とそうでない子がいて、付いてこない子が先生から叱られて、別の個所に移動させられてしまった。その子のことがとても気になって仕方なかった。終わってから、その子が、ごめんなさいと自分に言いたいと言ってきて、ホットすると同時に、とても嬉しかった。ここでは、行儀の悪い子は、目立つ感じで、容赦なく叱られている感じだ。その点は、日本よりも厳しいかな。
 自分の教え方のまずさが原因と思っていただけに、子どもに悪いと思って、少し、落ち込んだ。そんな自分を救ってくれたのは、絶対音感の○クだった。
 午後のサウス校で、1時間教えた後に、○クが、個人レッスンをしてもらいたいと言って来た。で、自分の創った練習曲を、彼が持ってきた(個人使用の)ボンゴで、自分の太鼓と合わせて手で打たせてみた。スゴイ、初め少し間違えたが、2回目、殆ど完璧。
 彼は、絶対音感(perfect pitch)の持ち主なのだ。音楽だけでなく、外国語も直ぐに覚え、他の教科も抜きんでて出来る為に、数学などは、特別の教師が彼に専属で付いているとのこと。公立学校でも、優秀な子は、それなりの教育をしてもらえるのだ。その点、日本は、エレベーター式に上がって行って、上と下が犠牲になって、受験勉強に明け暮れているって感じかな?!