日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ある小児科医の独り言(その18)

 朝のNHKで、駅の売店で弁当を売っている人の話があった。彼女は、お客さんから楽しませてもらっていると言う。初めは、パート社員で、お客さんとあまり会話することなく売っていた。しばらくして、お客さんとの会話が大切と思う様になり、積極的に話し掛けて、お客さんにより喜ばれる売り方を思い付いた。
 上手にコミュニケーションを取ることで、業績は、見る見る上がり、彼女の評判は、鰻登りとなった。そして今では、6人の正社員に、70人のパートを抱えてのトップの存在にまでになってしまっている。
 彼女は、部下にまず、自分がお手本を見せる。お客さんには、「どこに行かれますか?」などの会話から始めて、旅先での最適な弁当を選べる様にアドバイスをしているのである。
 それが自然に出来て、しかも、そんな感じで売っている本人が一番喜んでいるのである。
 又、熊本市の話で、見違える様に会合などでの利用客が多くなったホテルがある。そこに有名なマネージャーが来たからである。彼は、一度名前を紹介されると、正確にその人の名前を覚え、次に来た時には、その人の名前で呼ばれるとのこと。言われた人は、驚くと同時に、そのマネージャーに、強い信頼を抱き、信者となってしまう。
 プロとは、 正に、こう言う人のことを言うのだなあ。
 自分なんて、顔をよくお互いに見ているのに、名前の出てこない人の方が圧倒的に多いなあ・・・