先週に続き、現在、マナー指導者で注目を浴びている平林都さんの実践の内容が、平成21年12月27日(日)に民放テレビであった。ある理容店を任されて、そこでの接遇を指導していた。
接遇とは、・・・相手に気持ちよくなってもらう事、楽しくなってもらう事、絶対的に笑顔で帰ってもらう事。
どんな応対でも出来るような応対すべきで、相手の仏頂面を自分の笑顔で変えてやることが大切、それが接遇。
10の言い方・・・(1)ようこそお越しくださいました。(2)有難うございます。(3)いつもお世話になっております。(4)またのお越しをお待ち申しております。(5)申し訳ございません。(6)少々お待ち下さいませ。(7)お待たせいたしました。(8)恐れ入ります。(9)失礼致します。(10)かしこまりました。
頭で覚えただけでは何にもならないので、自然と出る様に、普段から繰り返し練習しておく。
問題児が一人いた。親が理容師で、過保護で育てられていて、修行の身で、ここに来ている。平林が注意しても、平林の忠告を素直に聞き入れられない。平林は、最後の手段に出た。自分(平林)がこの仕事から手を引くか、本人(理容師見習いの問題児)が解雇させられるか。
しばらく、時間が経過した、・・・問題児は、今まで真剣さがなかったことを反省し、笑顔がなかったことを反省し、平林に謝る。そして、いい笑顔が自然と出る様になる。お客さんと会話が自然に出来る様になる。目出度し、目出度し。
その問題児が平林に従うことになった理由を言っていた、「厳しさの中に、優しさがあると思ったから・・・」。
そうです、指導する時、感情的になるだけでは人は動かない。厳しさの中に、優しさ、寛容、信念、自信、真の思いやり、真剣さ、そんなものが相手に伝われば、人は付いて行こうとするものです。やる気のない若者はいません。
平林都さんは、次の様に言った、「若い人の感性には、年をとった人は、かないません。しかし、年をとった人には、素直さがあります。」と。(納得)
医療も、サービス業だなあ。医療従事者にも、それは言えること。今からは、口角を上げ、顎の角度も考えて、目は月見で、笑顔で、声はお腹から高い感じで出して、まばたき少なく、自信を持って、親御さんに説明をしようかなあ・・・?!