日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・統計学

 医学部の専門課程で、医学を4年間叩き込まれる。スゴイ量である。で、実際にそれで医師国家試験に合格して、それから直ぐに医療が出来るかと言われれば、出来ない(それが出来れば、苦労はない!)。特に日本の場合は、医学生である限りは、注射一本の医療行為でさえ出来ない感じになっている(一度医師免許を取得した瞬間から、何科でも出来る感じになっているのも、実におかしな話なんだが)。
 医療の現場では、実にいろんなことが要求される。それに、何よりも相手の患者さんは、自分と同じ心を持った1人の立派な人間なのだ。経験してみて初めて、知識だけではモノにならないことに気が付く。
 それと同じことかな。統計学も、ちゃんと教わってはいるのだが、モノになっていない。つまり、使ってこなかったから。実際に、それをどんどん利用している人にとっては、しっかりと教わったことが身に付いているのだろうけれども、理論中心に終わって、その後それを利用していなければ、出来ないのと同じことになっている。
 しかし、昔教わったことが糸口になって、何となく親しい感じで自分なりに又こなしていけることって、多くの事柄で確かにあると思う。
 小学校や中学校1年生ぐらいまでは、生きる上で最低限のことを教わることが多いかと思う。しかし、その学年から先に教わることって、それが具体的にどんな風に役に立つのかなんて、誰も正確に言えないんじゃないのかなあ。学問って、殆どそんな感じがするけど。特に、大学での教養過程なんて、ちょっとだけ教わって、それで哲学が倫理学がと言う方が土台おかしい(学問の奥は深いのだ)。
 結局は、多くの物事は、他人がきっかけを作ってくれて、それからは、自分なりに苦労しながら解決していくしかない。
 ところで、統計学、教わった時にも、よく理解出来なかったのだが・・・?!