又、新たに年度が変わって、病院の斜め隣りの(上天草市立上天草)看護専門学校での講義が始まった。今日4月12日(火)、小児科の講義の第1回目(染色体の内容)だった。前もって用意したプリントを配り、5P(−)症候群の泣き声を聴かせ、21トリソミー症候群のモザイク型や18トリソミー症候群の染色体を検査したのを見せた。30年程前に自分が経験した症例を中心に見せ、教科書を一応サッとして、最後に、試験をしてその解説をした。(100分講義)
皆、真剣に聴いている感じだったかな。(・・・←初めだし、それに、試験が後であるから・・・?!)
昨年から、小児科講義は、20回が15回になってしまったので、ゆっくり脱線している暇はない。昨年の15回の分が終わっているので、今年はそれをちょっとちょっと変えるだけで、かなり楽?!(医学書院の教科書が、今年度から、又新しくなっているが・・・←改めて書き込んだのを又書き込まないといけないなあ・・・)
この日の朝、院長がわざわざ自分の机の所に来て、辞令を持ってきてくれた(辞令された日、自分は佐伯に帰っていて、不在だった・・・)。
講義内容は、小児科以外に、発生学、統計学、国際看護学、それに、最後に国家試験の特訓(全部で100分×30回)。
歳を取って行くと、土日祝平日の時間外の救急医療、新生児・未熟児医療がだんだんきつくなってくる。長期休暇で息抜きをしていけど、いつまでこんな感じで、2本立てで、頑張れるのかなあ・・・?
30年以上医師をしていて、講義に関わったことのない期間、数年しかないなあ・・・。(好きな!?)講義だけなら、まだまだ、頑張れそうだけど・・・?!
*人間の染色体には、1〜22番まで、(だいたい大きい順に)番号が付いている。21番目は、その中でも、最後の方で、小さい。1トリソミー症候群とか2トリソミー症候群とか、理論的には存在するはずだが、大きい染色体だけにそれなりに大切な遺伝情報が沢山乗っている(?!)関係で、この世に生を受けることが出来ずに、流産や死産になっている例が多いと思われる。13トリソミー症候群も、18トリソミー症候群も、乳児期にその大半が亡くなっている。