日本の心・さいき

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統計学の講義・・・

 明日(10月4日)から、看護専門学校の1年生に、「情報科学」の中で、「統計学」を教えることになっている。
 正規分布などの馴染みの内容から、「推定」や「検定」なども教えないといけない。もう、今年で、3回目となるが、やはり、統計学を教えるのは、難しいですね。
 「順列・組み合わせ」を習っていませんと、いきなり言って来た生徒もいた。微分積分がよく理解できないのに、いきなり「統計学」何て、どう教えたらいいのか・・・?!(当たり前だが、教師用の教科書何てない!)
 多くの医師が教えるのを遠慮してきた感じで・・・私に白羽の矢が当たった感じだが・・・まあ、やってみると、それなりに面白いかな・・・(こんなことなら、大学生の時に、もっと真剣にやっておけば良かったなあ・・・)。
 例えば、身長や体重だと、どこで測っても同じになる(はずだ)が、血圧だと、家と病院では、違う。測るごとに次第に下がってくることもあるし、値を気にしていると、次第に上がって行くこともあるかな・・・。何回も測定した場合、どれを本当の値とすればいいのか迷う。
 よく言われるのは・・・→足して人数で割った平均値だが・・・例えば、給与の平均となると、6000万円近くもらっている様な人が一人でもいれば、全体の数が少ないと、平均給与が思ってもみない感じの高い給与になっていると知って、驚くことがある。(・・・←医師の場合、今は、月30万円初めからもらえることになっているけど・・・実際は、もらってない人もいるみたいだけど・・・その後、それ以下の人もいる訳で・・・しかし、医師の給与は、かなり高いと世間では思われているみたいだけど・・・?!)
 (クリミア戦争で派遣された病院で活躍した)ナイチンゲールは、病院の悲惨さを統計学的に処理をして、周囲を納得させたとのことだが・・・やはり、他人を説得させるには、ちゃんとした説得力のある統計を執って、それを元に知ってもらうしかないかな・・・。
 統計学の本を読めば読むほど、自信がなくなってきますが・・・。