日本の心・さいき

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タイガー・ウッズの心理

 タイガー・ウッズ、今や世界一のゴルファーって感じで多くの人が思っている。
 タイガー・ウッズが先に終了して、その直後に、次のプレーヤーの最後の一打がもしもカップインしたら、プレイオフになってしまうとしたら・・・、もしも、入らなかったら、単独1位即優勝ってことになるとしたら、・・・その時、タイガー・ウッズは、どんな心境になっているのか。
 タイガー・ウッズと同じ立場であれば、凡人であれば、「入るな、入らないでくれ」と願うに違いない。しかし、タイガー・ウッズは、違っているのだ。「入れ、入ってくれ」と強く願っていたのだ。そして、入らなくて優勝できた時、彼は悲しそうな顔をして、「こんな感じで優勝したくなかった」と言った。
 思うに、彼は、自分と闘っていると思う。他人と競争することよりも、理想的な自分をイメージして、自分と闘ってプレーしようとしていると思う。
 イチローも、恐らくタイガー・ウッズと同じ思いでいつもしていると思っている。
 そうでなければ、長きに渡って、これ程までに活躍できていなかったと思う。
 多くの人は、他人に厳しく、自分に甘い。しかし、タイガー・ウッズにしても、イチローにしても、自分に極めて厳しい。それが証拠に、トップになっても、決して浮ついていない。
 両者とも、観客を、周りの声援を、周りに及ぼす影響を、かなり意識してプレイしていると思う。つまり、見ている人の為にも、いいプレイをしなければいけないと思っているのだ。
 その二人が頑張るのは、お金の為ではない。威張る為でもない。極めて純粋な気持ちがそこにあると思う。
 自分の夢を語ると、時に、ドリーム・キラーが周りにいるが、無視しよう。
 自分の思いを決して下げることなく、心の中で、理想の自分を描き、そうなりたいと強く持ち、実現している自分を常にイメージして、今日今の瞬間から、そうなる為に、準備する。
 出来るとの思いを強く長く持ち続けて、諦めずにそれなりに努力して行けば、多くのことは成就できるのであろうが。
 両者に共通するのは、素晴らしい教育者の父親がいて、小さい時からそれなりに英才教育もしていた。