日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

イチロー200本安打達成!

 イチローが200本安打を9年連続で達成した。この記録が如何に凄いものであるか、日本人よりもアメリカ人の方がよく知っていると思う。アメリカ人が立派な所は、アメリカ人でなくても、ヒーローを自分の様に讃えることだ。これは、日本人が見習わないとけないことだと思う。ヒーローを皆で讃えて上げる精神、今の日本の行政や政治界には、あまり縁のない感じがするけど。
 日本の場合、「隣にクラが建つと、ハラが立つ」って言う言い方もある様ですが・・・?!
 アメリカに行ったある(女子)中学(3年)生、親の仕事の都合で行ったのだが、とても内気で、いやいやながら親の説得で付いて行った。学校では、解らない英語に囲まれ、毎日が憂鬱な学校生活。しかし、彼女には、一つだけ出来るものがあった。それは、ピアノ。しかし、皆から轢け弾けと言われて、仕方なく、下手だけど言いながら演奏した。が、その素晴らしい演奏に、クラスでの彼女のイメージは、一変した。突如ヒーローになったのだ。
 試験があり、彼女は、数学で満点を取った。その答案用紙をクラスメートがさっと取って、「○○ミが、満点を取ったぞ!」と言って、教室中を男の子が走り回って皆で讃えた。○○ミは、とても恥ずかしそうにしている。これって、日本ではとても考えられないだと思う。
 その子の母親が私に言った、「まる1年して、主人の都合で又日本に帰る時、あんなに嫌がっていた子が、どうしても帰りたくないと言って、せめて半年でもと言い張っていたけど、こちらも都合があるので、それを無理矢理連れて帰りましたが」と。
 イチローも、日本よりもアメリカの方が、きっとプレーがし易いに違いない。
  記録を達成し、試合後の記者会見でイチローが放った言葉、「(頂点に立ってみての問いに)見えた景色はない。ただ解放された。これからは自分と向き合うようになり、ちょっと楽になった。」と。実践に裏付けされた含蓄のあるお言葉、自分と闘っている姿の言葉だ。正に、武士道まっしぐらで進んでいるって感じだ。(目の前にして、ただただ自分はひれ伏す感じの気持ちで一杯です。イチローが現役で頑張っている間、自分もまだまだ体調に注意して頑張れそうだなあ・・・・?!)