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退職後の雑感(218)

 
  「退職後の雑感、小児科」

 小児科って、それに関わっている小児科医にとっては、とても神秘的で奥深くて面白い科と思うのですが・・・。(←私が又生まれ変わって医師になったとしたら、又、小児科医を選ぶかな・・・?!)
 親は子どもを育てていると思っていますが、実は、子どもから育てられていると言った方がいいのではないかと・・・密かに思っているのですが・・・?!母親の場合、直に接することで脳が完全に母親脳になっていますね。父親の場合は、いつから父親脳になるのでしょうか・・・?!
 赤ちゃんをあやすと、笑いますね。しかし、あれは、赤ちゃんが笑うと大人が笑うので、それを赤ちゃんが面白がって笑っているのですが・・・→つまり、赤ちゃんから笑われているのですが・・・?!
 犬は、飼い主の顔をよく見ますね、それに、犬の性格も飼い主そっくりになりますね。短気な飼い主では、短気な犬に、神経質な飼い主には、神経質な犬に・・・?!ヒトも同じです!
 赤ちゃんの右脳は、左脳と違ってとても発達していて、親の気持ちを鋭く理解しています。その能力は、先の犬と同じで、大人以上なのです。ただ、まだ左脳が発達していないので、言えないだけで・・・多くの大人が分からないと思っているみたいですが、それは、間違いです。
 数か月の赤ちゃんは、自分の母親の母乳が付いたガーゼだけに手を出して取ろうとします。1歳前後の乳児でも、危険なことを回避しようとします・・・ケガをするのは、それが危険だと知らなかっただけなのです・・・?!
 眠っているから大丈夫と思っても、赤ちゃんは、眼を閉じていても、夫婦の会話を聴いていますよ。いや、産まれる前、お腹に入っている時から既に、夫婦の会話を全て聴いているのですが・・・(両親の声もしっかり覚えていますが・・・!)。
 母親が不安になっていたり、イライラしていたり、ゆったりとしているのを、赤ちゃんは、母親が何も言わなくても、肌で感じることが出来るのです。
 と言うことは、母親が小児科医とコミュニケーションが上手に取れていない時、赤ちゃんは、とても不安になると言うことです。
 親御さんが信じ切れるドクターを掛かり付けに持って、何かの時には、そのドクターに掛かれることが、赤ちゃんにとっては、とても幸せなことなのです。
 子どもの見方は、「機嫌」「顔付」「食欲」「睡眠」の4つですね。熱があっても、鼻水があっても、咳をしても、下痢をしても、以上の4つがさほど異常でなければ(←主観的に見てしまうと、その判断にかなりの幅があるのでしょうが・・・)、夜に慌てることは、まずありません。次の日の午前中でも、充分に間に合うことが大部分なのです。
 それが、熱があるからと言って、深夜でも慌てることは、赤ちゃんにとっても、迷惑なことです。熱が急に出て注意すべきは、「けいれん」と「脱水」ですが、けいれんは、手足が冷たくて熱が上がる時に起きやすく(その時、顔色が悪い事が多いのですが)、しばらくして温かくなっていれば(少し落ち着いた顔になり)、けいれんが起きにくい状態になっていることが多いのです(←けいれんの多くは熱性けいれんですが・・・)。
 しかし、3カ月未満の乳児の発熱では、小児科医が診ても診断が難しいことが多いので、要注意です・・・。

*写真は、4年前に撮ったものです。もう、この二人の孫には、コロナで、長いこと、直に会ってないなあ・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=3CkiCEcXdus&t=8s(←孫が打っています、未完成ですが・・・)
*10年前の内容を少し修正して、再掲しています。

 (令和4年8月13日、記載)