日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

医師の定年・・・

 多くの医師は、いつまで仕事をしようと思っているのでしょうか。
 自分の周りを見ても、亡くなる寸前まで、仕事をしていた医師、少なからずいます。
 回答総数500人(勤務医388人、開業医98人、基礎研究者10人、その他4人)のある(信頼できる感じの?)調査だと・・・→
 最も多かったのは、「65歳まで」と「70歳まで」で、それぞれ27.8%となっていました。次いで、75歳まで」(13.0%)で、「引退しないつもり」も12.6%に上り、4番目に多い結果となっていました。
 引退時期を「65歳まで」とした医師は、38.8%という結果になっていました。
 勤務医と開業医を比べると、「70歳までに引退」とした医師の割合は、勤務医では70.1%なのに対し、開業医では51.1%となっていました。
 田舎の病院ですと、いろんな病気を持ちながら、高齢なのに、無理して働いている勤務医(代わりがいないことなどの理由で)、少なからずいます。それぞれの科の担当の医師の数が1人だと、やむなく、24時間勤務って感じになりますね。
 日本の勤務医も、人間らしい世界ができる様になるといいですね。
 アメリカでは、医師は、自分の子どもにも、同じ様に、医師になって欲しいと思うケース、多くないとのことですが、日本では、どうでしょうか?
 父親が開業医で、その後を息子さんが継いでいるケース、周りを見ると、少なからずありますが、今の時代、開業を維持することだけでも、大変ですね。
 まあ、裏を知って来ると、この先、何の仕事がいいのか、誰にも言えない感じですね。
 (上)天草にいた時、小児科の外来の看護師さんが私に次の様に言ったのを思い出します。
 「もしも、私の子どもが成績優秀で医学部に入る頭があっても、小児科医になって欲しいとは思わない。小児科の先生を見ていると、同じ生き方をして欲しいとは思わない。拘束されるし、責任あるし、忙しいし、大変だから・・・」と。
 医師も、年齢に応じて、出来ること、制限されてきますね。70歳前になると、これからの後の10年、どう生きるか、悩みます・・・。

(ドイツの開業医の場合ですが・・・→)
 ドイツはほぼ全ての国民が医療保険に加入している。医師の数は日本の1.7倍であるが、開業の自由が厳しく制限されている。医師が開業するためには医師免許に加え、家庭医も含めて専門医の免許を取得しなければならない。
 開業の場所についても地元の開業医団体から、許可を得なければならない。地域の枠が空かなければ開業できない。開業後も地域の夜間救急医療や休日診療への参加が義務化されている。さらに、医師の偏在を防ぐために開業医に定員や定年を設け、68歳になると保険医療を行えない。
 68歳の定年まで頑張る医師は、殆どいないらしい・・・。(インターネットより引用)