日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

小児科外来での出来事(その9)

その1、新生児が産まれる時、産科医が2回吸引しました。その後の経過を母親に説明に行くと・・・祖母もいて・・・祖母曰く→
 「この子(母親)も、ここで産まれました。その時は、こんなもんじゃなくて、何度も吸引して、心配しました。その後、そこがハゲて・・・今もハゲていますが・・・。この程度、もう慣れています・・・」と。

その2、小学校低学年の男児が頭部打撲で(慌てた感じの)母親に連れられて来ました。母親曰く・・・→
 「隣の人がつい最近交通事故に遭って、骨折して救急車で運ばれて行き、ちょっと遅れて(反対側の)隣の人が倒れて救急車で運ばれて入院し、こりゃ、次は私所ではと思っていたら、案の定、この子が頭を打って(救急車は利用しませんでしたが)・・・こんなことってあるんでしょうか?」と。

その3、幼児に喘息発作が起きて、幼児を(母親が仕事で忙しいので・・・祖母が連れて来ること、多くなっていますが、時に、祖父も・・・)祖母が連れて来て、私との会話・・・→
 「ばあちゃん、ずっと毎日飲んでる薬、なかったろ?」
 「いや、毎日、ちゃんと言われた通りに飲んでますよ?」
 「計算が合わないんですよ・・・」
 「いや、ちゃんとあげてますよ・・・」
 (これ以上、代理人を追求するのは非人間的と思って、ここで終わりにして、いつもの喘息の抗アレルギー剤を処方していますが・・・)

ぞの4、
 「先生、風邪でしょうか?」
 「風邪と言う病名、ないんですよ。」
 「園に言わないといけないんで、何と言えばいいでしょうか?」
 「急性鼻咽頭炎ですね。」
 「つまり、風邪って言うことでしょうか?」
 「そうですね、少し喉が赤いので、ウイルスと思います。」
 「と言うことは、風邪って言うことですね?」