日本の心・さいき

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小児科外来での出来事(その7)

 乳児とまだ2歳の共に男の子で来院した母親に、「お母さん、上の子ども、大変でしょう・・・」と言うと、「いや、もっと大きな男の子が、一番手を取ります・・・」って感じで言われて、初め何のことか、分からなかったのですが、母親と看護師さんが笑っているので、そうかと気が付きました。(今は、イクメンの男性も、多くなりましたね)

 兄弟で来た時は、私は、年長者から診察をします。で、時に、下の子が、初めにしてと言い張るケースもあり、仕方なく、そうすることもあります。付き添いで来て、診察してくれないと言って、駄々をこねる子もいます。昔は、病院って、怖いところだったのですが、今は、そうでもないようですね。

 子どもが喘息発作(今は、急性喘息憎悪と言うべきか?)で、しばしば来院していて、その母親から言われたことがあります、「先生の写真、もらえないですか、先生の顔を見ると、発作が軽くなるんで、家に張っときたいのですが・・・」と。
 更には、又、別の母親からは、「先生の家の近くに引っ越そうかとも思っているんですが・・・」と。(私が佐伯で開業して入院設備を持っている時、大分市の方からわざわざ来て、入院となるケースもありましたが。)

 前の職場(天草)でのことでしたが・・・
 独りで小児科の入院を持って、(小児科医の応援なく)休むことなく時間外も頑張っていて、頭痛が時々して、血圧が高めになっていました。それを、外来の看護師さんにもしばしば話していました。
 ある時、病院のピッチを、住んでるアパートの部屋に忘れた状態で、医局でゆっくりしていました。で、外来に小児の急患が来て、いつもは、私が直ぐに出て返事をするのに、しないものだから、救急外来の看護師さんが、大慌て。「田原先生が、高血圧で、部屋で倒れているんじゃないか・・・?!」と言うことになって、鍵を持って、私の部屋を開けるまでになって。
 で、私が、ふと医局から救急外来に行くと、「センセーイ!、もう、ドキドキして、部屋に見に行きましたよ・・・」と言われました。(申し訳ありませんでした)

 今の職場(延岡)でのことですが・・・
 外来で、大きな音がしました。で、調べると、授乳部屋のペイパーホウルダーの留め金が外れて、下に落ちた時の音でした。
 看護師さんから、言われました、「田原先生が倒れた音かと思いましたよ。先生でなくて、良かったです。」と。