日本の心・さいき

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暇つぶしの話(その3)

 金沢に行った時に、タクシーの運転手さんに、医師不足の事を尋ねると、「ここでは、医師不足で深刻な医療状況になった話、聞いたことないです・・・」って感じで言われました。そうなんです、石川県は、全国の中で、人口が(私の故郷がある大分県の次に多くて)34番目なのに、金沢大学と金沢医科大学の2つの医学部がありますから。
 京都に行った時にも、同じ質問をタクシーの運転手さんにすると、同じ様な感じの返事が返ってきました。そうなんです、京都府は、人口数が全国13番目で、京都大学京都府立医科大学の2つの医学部がありますから。
 その点、人口の多い埼玉県に医学部が2つしかなかったり、千葉県(6番目)に医学部が1つしかなくて、大変です。それに、静岡県(10番目)や茨城県(11番目)なども、医学部が1つしかなので、それなりに大変ですね。北海道だと、3つあっても、広大な面積なので、やはり、大変です。
 私なりに(2014年を中心に)、医療状況を調べて見ました。
 現役医師数を調べて見ますと、人口当たりでは、九州では、宮崎県が一番少なくなっています。しかし、全国平均だと、宮崎県、平均並みです。これは、新設医学部が出来るまでは、医学部の多くが、西日本に多かったせいだと思います。
 小児科医だけを調べて見ますと、人口当たりでは(正確には、15歳未満人口10万人当たりの小児科医師数)、宮崎県が、130.72人となって、全国で一番少ない数になっています(全国平均は、191.52)。絶対数も、小児科医200人で、高知県の次に少なくなっています(宮崎県の人口は、大分県の次の次で、35位、面積は、静岡県の次で、14位)。
 宮崎県でも、南よりも北の方がより深刻で、延岡市(12万人余)に関しては、小児科の日祝日当番医を隣りの日向市(6万人余)と一緒になって、10カ所の輪番制でしています。
 医師の中で、小児科医を選んでいる割合を見ますと・・・→宮崎県の小児科医師比率では、高知県の次に、全国で2番目に低い順位になっています。
 ところで、看護師数(看護師+准看護師)では、(人口の割合で)多い順に、高知県→鹿児島県→佐賀県熊本県→宮崎県→長崎県大分県となっていて、九州の各県が目立って多いのです。更には、看護師数中の准看護師の割合を見ますと、宮崎県→鹿児島県→熊本県佐賀県福島県長崎県となっていて、ここでも、九州の各県が目立っています。
 何故か、助産師さんの数、県別にあまり差がないんですね。

*写真は、北海道→宮崎→沖縄で撮ったものです。

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