日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・他の科の医師の目・・・

 小児科の医師の負担を軽くする意味で、「集約化」が行われた。集約化の影響もあり、毎年、病院から小児科の看板が降ろされて、小児科を有する病院の数が全国的に減少し続けているけど・・・。

 その1、(F県では、有名な大きな救急病院、そこで勤務経験の外科医の話・・・)
 「内科医と外科医と小児科医で、救急体制を3本柱で取っているけど・・・外科の急患も来るけど、もちろん時には大きな手術もあるけど、回数少ないし、全然たいしたことない。待機している時、外科医は、食事も普通に摂れること多いし、夜も、起こされることも少ない。それに反して、内科医は、忙しそう・・・それでも、夕食、ちょっと遅れてもしっかりと摂れてますね。しかし、小児科の先生、忙しさが全然違いますね。ずっと仕事で・・・初めに会って、仕事で下に降りた途端、もう、上がってきませんね。夕食、いつ頃摂ってるのかなあ・・・一睡もせず、朝まで、ずっと診ている感じですが・・・。それで、もらえるお金、全く同じですから・・・ホント、気の毒です・・・」と。
 その2、(K県の大きな医師会立の救急病院、そこで勤務経験の女性の内科医の話・・・)
 「忙しかったけど、まあ、内科は、小児科に比べれば、ましですね・・・。小児科の場合は、普通の時でも、3〜4時間待ちは普通・・・子どもが泣き叫び、親のクレームに悩まされ、正に戦場ですね・・・それが朝までずっと続いている・・・小児科の先生方も、ホント疲れてますね・・・」と。

 当の小児科医は、どう思っているのか・・・
 その3、(O県の個人の小児科の救急病院、そこで臨時で救急をし、現在開業されている小児科医の話・・・)
 「当直と言っても、一睡も出来なかった。深夜でも、ひっきりなしに朝までずっと来て・・・それも、親の仕事で夜来たりとか、朝まで待てるのに鼻水だけで来たりとか・・・もう、あそこでの当直は、したくないなあ・・・」と。
 その4、(M県にある救急病院に月に1回程、応援に行っている小児科開業医の話・・・)
 「きついですが、皆で決めてしているので、仕方ないけど・・・正直言って、きつい。翌日、睡眠不足で診療に差し支える。・・・お金はたくさんもらえるけど、体の方が(若くないので)大切・・・」と。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20101229/2