日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・自信・・・

 K大学大学院のS先生が、書かれている内容で・・・→
 K大生100人の講義で、「自分に自信がある人、手を挙げて」と言うと、1人か2人だけしか挙げなかった、と。
 K大って、九州では、入試の時には最難関大学となっていて、入学生は、学校での成績が良くて、一番優秀な感じで入学した(入学時点では勝利者)はずですが・・・それが何故?!
 (今年最終学年の)東大生に(入学時に)尋ねた時の話で・・・→日本で最難関の東大に入ったのに、理系は、理Ⅱは、理Ⅰにコンプレックスを持ち、理Ⅰの中でも、沢山の分野に分かれている中でそれなりにコンプレックスを持っている人もいるとか・・・?!
 最難関の理Ⅲ(医学部医学科)にしても、国家試験に受かる為の医師国家試験対策委員会まで出来ていて、(東大卒と言って、医師国家試験合格が保証されている訳でありませんから・・・落ちると大変で・・・?!)国家試験に合格する為に、一生懸命勉強していたとか(←ある年の東大の医師国家試験対策委員長から直にそのことに付いて伺ったことがありましたが・・・)。
 文Ⅱや文Ⅲにしても、文Ⅰにコンプレックスを持っているケースもあって・・・そんな優秀な文Ⅰでも、司法試験を目指すことになると、(大量が)留年したりして・・・それで頑張っても、皆が皆、順調に司法試験に受かる訳がなくて・・・(晴れて、弁護士になって、大都会で開業しても、思ったほど収入がないケースも・・・?!)。
 一流の大学の博士号を持ってはいるものの、それを活かせる就職先がなくて、40歳近くになっても、経済的に(有名大学の大学院まで出ているのに)難儀しているケースも現にありますが・・・(←予備校の講師などして、何とか生活をきりもりしていケースも・・・?!)。
 小さい時から全てを犠牲にして受験に精を出して、勝ち負けにこだわっても、ずっと勝ち続けること、まず、ないですね。
 その結果、多くの日本の若者が、自信を失くしていたとしたら・・・→私が思うに、今までの教育が間違っていたからではないでしょうか・・・(←私たち、上の世代の下の世代への教育の仕方が間違っていたのでは・・・)?!
 受験勉強などで、小さい時から競争競争で、他人と比較することを余儀なくされてきているケースが多いと思います。全てが優劣の比較って感じで見てしまって、他人と比べて自分の尊厳を保とうとしてきたからではないでしょうか?
 マスコミも問題ですね。テレビでやたらと、学歴が披露され、それとの対抗戦もあったりして・・・過剰と思います。
 どんなに頑張っても、自分よりも優れている人、山ほどいますから。そんな感じでいつも他人と比較していては、いつまで経っても、自分に自信が持てないのではないでしょうか。
 他人を見る目も、世間を見る目も、無意識に学歴で見ている人、いますね。変な価値観をずっと植え付けられていては、とても不幸なことだと思います・・・自分には、もっとふさわしい仕事やポストがあるはずだと思い込んでしまっていると・・・→そう思えば思うほど、(実力相応の)身の丈に合った仕事、少なくなりますね・・・?!
 その人の評価は、周りの人が決めます。自分のしたことを誰も見てなくても、自分は見ています・・・自分をごまかすことは出来ません。人の評価の多くは、何を言うのかではなく、何を今まで(他人や社会の為に)したかで決まることが多いと思います。自分に自信がないのに、他人がホントに信じてくれることって、少ないと思います。
 どうしたら、自分自身に自信が持てる様になるのでしょうか・・・→それは、やはり、他人と比較する呪縛から逃れることから始まると思います。過去の自分に囚われることなく、今の自分の姿をしっかりと客観的に見詰めて、これからあるべき自分に向って、自分なりに生きるしかありません。この世での与えられた時間は、限られているのですから・・・?!
 自分なりに真面目に取り組んで行って、少しずつ実績を積み上げて行くことで、自分に次第に自信を持てる様になると思います。そんな価値観が持てる様になると、更に上の夢も持てる様になり、もっと(他人や社会に貢献出来る)上の自分を目指して頑張れると思います。
 他人は他人、自分は自分です。自分で問題を創り、自分でその解決策を練り、難儀しながらも、自分なりにコツコツと努力して行って、はっきりとした自信の持てる実績を自分なりに創って行くことが大切だと思います。
 日本に生まれて来たことにまず感謝し、多くの事に感謝し、平和な日本で多くのことを味わいながら、「時は今!」って感じで、生きることが大切ではないでしょうか。明日の運命は、誰にも分かりませんから・・・?!

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参考:「みやざき中央新聞」5月5日発行(2552号)から一部引用