日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

多言語研究・・・

(英語の)アルファベットと違う文字で、左に10、右に10、書いています。左上から、ギリシャ語、ヘブライ語アラビア語ペルシャ語ウルドゥー語ディヴェヒ語、ロシア語、モンゴル語ミャンマー語チベット語、右上から、ベンガル語ヒンディー語パンジャービー語シンハラ語タミル語タイ語ラオス語、カンボジア語グルジア語、アルメニア語と書いています。
 多言語に付いて強く興味を抱くようになって、もう、20年程になります。正確には、大学生の時から(いつか海外でいろんな国の人と話したいと言う欲望の元に)興味があったのですが、本格的に始めたのは、開業していた時でした。
 入院設備と救急医療をしていた関係で、遠くに行けない缶詰状態で開業していて・・・(炉を切った茶室の)院長室に引いた有線で、暇があれば、NHKの語学を聴いていました。
 イタリア語解説者のジローラモさんのイタリア語講座が大きなきっかけを作ってくれました。(その10年後、そのジローラモさんから、NHKの語学番組で、自分が紹介されるなんて、夢にも思っていませんでした。)
 現地の人と出来るだけ接する機会を作る様に自分なりに努力しましたが、(APUの学生さんなど)多くの人の援助も幸いに得ることが出来ました。独りでポツンと海外に行って、現地の言葉を使って通じると、世界が広がった感じになって、天にも昇る気持ちになりました。使わないともちろんどんどん忘れて行きますが、気にしないことにしています。(人間は、忘れる動物ですから・・・)
 そして、いろんなことを発見して、驚くこと度々でした。
 日本語がいかに曖昧な言語であるかと言うこと、日本語の50音図が、ア行、カ行、サ行、タ行って感じで並んでいますが・・・これって、東南アジアの言語も、日本語の50音図に当たるものでは、この順番に並んでいます!・・・但し、例外もありますが・・・ア行、カ行、サ行又はチャ行、そり舌のタ行、タ行、パ行、YRLVの順で並んでいる事が多いです。又、辞書も、この順に並んでいます。
 更に、無声音の無気音、無声音の無気音、有声音の無気音、有声音の有気音に並んでいることが多いです。日本語は、有声音と無声音の区別しかないので、この区別に初め戸惑いました・・・ハングルでは、例えば、「カ」を言う時、普通にカと言う平音、強くカと言う激音、ッカっと言う感じで、息を止めた感じで言うカの濃音と、3つもあります。
 「声門閉鎖音」、これって、日本語には全くその区別がないので、難しく思えました・・・例えば、タガログ語で、私のことを、「アコ」と言いますが、初めのアが、声門閉鎖音です。アラビア語の挨拶の「アッサラーム・アライクム」の初めのアは、普通のアですが、後のアライクムのアは、喉の奥から出す感じのアです。
 「そり舌」に関しては、日本語に全くないだけに、初めピンと来ませんでした。日本語と似ているタミル語になると、Nが3つ、が3つ、(Rも2つ)もありますが、その内、そり舌のNが1つ、そり舌のLが2つあります。
 ところで、右から書くのは、アラビア語だけでなく、ヘブライ語ペルシャ語ウルドゥー語ディヴェヒ語とあります。