日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

倍返し・・・


 ドラマ「半沢直樹」が、放映ごとに視聴率が上がり、最終回(10回)の平均視聴率は、42.2% 瞬間最高視聴率は、46.7%もの記録となり・・・続編を願う声が大きくなっているとか・・・?!
 それにあやかっての「倍返し饅頭」まで出て、売れ行き好調で、更には、歯科医で同姓同名の「半沢直樹」さんの場合では、患者さんの数がドラマのお陰で倍になったとか・・・?!
 NHK主演の大河ドラマの「篤姫」で、第13代将軍「徳川家定」を演じた時の「堺雅人」の演技は、強い「篤姫」と違った感じで、(若くして脚気で亡くなってしまって)非常にソフトって感じでしたが・・・今回のメガバンクに勤める営業第二部次長「半沢直樹」の役では、それとは全く対照的で・・・(ドラマの上では、父親が借金で追い立てられて首つり自殺をしたこともあって)徹底的に、半沢よりも地位が上の大和田常務(香川照之)を追い詰め、取締役会で土下座させる最後の場面は、正に、両者の気迫が籠っていて、非常に見応えがありましたが・・・?!
 その両者を冷静に見ていた中野渡頭取(北大路欣也)の数少ない言葉が、又、とても印象的でした。そして、意外なことに、大和田は、降格なるも穏便な処理で、又、半沢には、まさかの子会社への出向を言い渡されることになりましたが・・・。
 このドラマがこれだけ受ける理由として、同じ様な思いをした人が今の日本に多いと言うことではないでしょうか。銀行と言う特殊な世界だけでなく、政界でも、経済界でも、政府(官僚)の中でも、法曹界の中でも、医療界でも、教育界でも、その他、多くの世界で、半沢と同じ思いをしている人が多いのではないでしょうか・・・?!
 しかし、(最後のシーンの様に)感情論で相手ばかりを責めてもいけませんね。歴史を見ると、責めると、又、お返しが来ていることが多いですね。「倍返し」は、ドラマの上だけで終わりたいものです。今の時代、「寛容の精神」で相手を許すことも大切です。お互いに、それなりの事情があり、家族など、多くのモノを背負って生きていますから・・・。