日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

医師の裏話(その7)・・・

 永いこと仕事をしていると、病気で病んだ人を相手にしている仕事だけに、いろんな出来事があります。佐伯での開業生活では、8年半余で、毎日たくさんの子どもさんを診察していて、カルテ番号が、1万人ちょっと切っていましたが(←ダブリ全くなくて・・・)。
 開業前の病院で関与していた未熟児が大きくなって、高校に入学した時に挨拶に来た子どもさんもいましたし、今も、年賀状を頂いている(もう、大人になっていますが・・・)ケースもあります。
 仕事だからと割り切って、きつくても一生懸命に頑張らなければいけないと思いながらも、患者さんから感謝の気持ちを頂くと、とても嬉しくて、今までの苦労も吹っ飛んでしまいますね。
 つい最近、あるドクターから「いい話」を聞きました・・・→今年の2月に、名古屋まで、結婚式に呼ばれたそうで・・・→
 「その子(女児)が小さい時に、白内障の手術をし、その時、自分はまだ若い研修医で、自分がメインで手術をしてなかったが、主治医だったので、その後、その子のコンタクトレンズ装置の管理などで、その親御さんと二人三脚で苦労しながら経過を診ていました。そして、その子が(九州の国立大学を卒業し)、立派な社会人となって、その子の結婚式に呼ばれました。で、参列して、驚きました・・・→何と、親族中心のこじんまりとした結婚式で、新郎側と違って新婦側は5人しかいなくて、私達夫婦と新婦の兄と新婦の両親だけでした・・・」と。
 で、言われました、「こんなことがあるから、小児科の先生も、小児科が辞められないんでしょうね・・・」と。
 そうですね、私の場合は、今は、もう、外来では、子どもを診察すると言うより、(外来の数も多くないので)子どもと一緒に楽しく遊んでいるって感じ、いや、子どもから遊ばれている感じですかね・・・いつも、子どもからパワーをもらっています、ありがとうございます(合掌)。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060911/1