日本の心・さいき

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小児科って(その2)・・・

 小児科の場合、受け持ちの数が少なくても、変化が激しいので、とても忙しい・・・特に救急病院で、入院を持って、救急をして、産科もあるとなると・・・。
 もちろん、年間通じて、とても忙しい時期(インフルエンザ流行時)とあまり忙しくない時期(夏や秋)がありますが・・・。ある病院では、小児科病棟が整形外科病棟と同じ階になることも・・・→その理由として、患者さんの動きが全く反対になるから・・・冬など、インフルエンザで小児科が忙しい時には、整形外科が忙しくなくて・・・秋など、小児科が暇な時には、整形外科が忙しいから・・・?!
 
 平成○○年8月4日(土)の9時前(←公的病院は、この日は休日なのですが)回診し(←もちろん、独りで)・・・7月31日(火)の時間外の午後に来院して入院した1歳の男児(熱性けいれんと気管支炎とブドウ球菌による全身の伝染性膿化疹)と・・・8月2日(木)の夕方、嘔吐で急患で来院し、21時過ぎまで点滴し、経過いい様に見えたのに、翌日(8月3日)の朝、再び嘔吐してグッタリなって入院した4歳の男児アデノウイルス感染症+アセトン血性嘔吐症)と・・・8月3日(金)に頭痛と嘔吐と発熱を訴えて入院した11歳の女児(アデノウイルス感染症、無菌性髄膜炎の疑い、熱中症の疑い)の3人を退院させました(これで、一般小児科の入院の受け持ちが0になりましたが・・・)。
 私が、親御さんに「・・・退院!」と言うと、とても嬉しそうな顔を親御さんがします。実は、この時の嬉しそうな親御さんの顔を見ると、自然と、頑張って小児医療をやろうと言うモチベーションが確実に上がります。
 小児科医の場合(勤務で、地方の救急病院の場合)、その多くは、紹介せずに自分なりにそこで医療が出来ます。自分の判断で処方し、自分の判断で入院させ、自分の判断で退院させ、その先どうするかも、自分の判断ですることになります。(←もちろん、親御さんの了解が必要です。又、他の医療機関への紹介が必要と思えば、紹介状を書いて他の医療機関にお願いしますが・・・)
 自分のペースで治療が出来(←実際は、薬にしても、薬剤師さんからチェックされ、検査や入院中の治療の内容にしても、レセプトで、全てが上からチェックされていますが・・・)、代謝の盛んな子どもでは、結果が直ぐに出ます。
 車で例えれば、その多くが新車なので、そこだけ治せば良くなる感じで経過がいいことが大半なので、小児科医にとっては、とても助かります。当たり前ですが、良くなってくれることが小児科医のモチベーションになっています(←少なくとも、自分の場合はそうですが・・・)。
 それに、私の場合(他の小児科医も同じと思いますが)子どもから、沢山の「気」をもらっています。ありがとうございます・・・。