日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

患者様・・・

 多くの医療機関で、「患者様」って言葉を使っています。患者様中心の医療、響きはいいのですが・・・現実は、保険財政が厳しいし、スタッフ(特に田舎の病院での医師や看護師)はぎりぎりでしているし、そんな中で、一人一人、満足に行く医療をするのは、至難の業です。「患者さん」と言う言い方が私は好きなのですが、そして、「お医者さん」と言う言い方も好きなのですが、私の考え方、間違っているでしょうか・・・?
 小児科の外来でも、熱さましの座薬下さい、点滴して下さい、抗生剤下さい、レントゲン撮って下さい、検査して下さいと、昔と違って、患者様からの強い訴えが多いです。薬まで指定して来るケースもあります。その多くは、外来で支払うお金は、無料です。
 ある病院で、点滴がなかなか入らなくて、「45分間も入らなかった・・・子どもがは泣き叫んで傷だらけで・・・」って感じの投書があったり、「代診の医師でも前の主治医の処方をそのままするのが当り前では・・・」との苦情が病院にあったりと、医師にも手厳しい時代となりました・・・(医療側も、反省すべき所は、素直に反省すべきだと思いますが・・・)。
 患者さん側の医療側に対する不満、医療側の患者さん側に対する不満が増大すればするほど、患者様中心の医療とは、程遠くなる感じがして、この先が危ぶまれる気がしています・・・?!