「退職後の雑感、何故、たらい回しになるのか・・・」
今回のコロナ禍で、医療の在り方の問題が、はっきりしたように思います。
具体的には、「医療体制の不備」です。日本は、人口当たりの病院数も、入院ベッド数も、世界一多いのに(!)、コロナ禍で、たらい回しが起きました。何故でしょうか・・・→
私が退職する直前の病院では、時々、代診医師から来て頂いていましたが、小児科常勤医は、私独りでした。それで、体力的にもう無理なので、入院は全て送っていました。それに、ベビーも、診ていました。(それに、当番医をしたり、夜の救急センターにも、時々、参加していました。)
その前に勤務した病院は、12年間近くいましたが、小児科常勤医が、二人になったり、独りになったりで(半分近く、独りでしたが)、していました。小児科外来も、小児科救急も、小児科入院も、ベビーも、それに、講義もとなると(それ以外に、健診や予防接種もありましたが)、独りでは、それなりに大変でした。
病院の統廃合が言われていますが、現実には、いろんな事情で、なかなか進みません。思い切って、大きくまとめて行ければいいのでしょうが・・・いろんな反対意見があって、難しいのです・・・。
それと、言いにくいのですが、医療界だけでなく、経済産業界も、教育界や芸能界や相撲界などのスポーツ界でも、昔からある体質(閥など)があって・・・医療の場合は、患者さん中心でなく、縄張り争いって感じに思うこともあるのですが・・・?!(近くに、その病気に関してのいい専門医がいても、そこに紹介出来ないケースも、ありますが・・・?!)
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(令和4年2月6日、記載)