日本の心・さいき

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小児に漢方薬・・・

 昨日(19日)、朝のNHKで、「漢方薬」のことが取り上げられていました。その中で、子どもへの「漢方薬」のことも具体的に紹介されていました。
 で、(私がしばしば使っている、風邪予防の)「柴胡桂枝湯」に付いても、それで風邪をひかなくなったとある母親が言われていましたが・・・。
 子どもに関しては、「漢方薬」の場合、西洋医学と比べて飲みづらいと言うことがあります。子どもの場合、次の工夫が紹介されていましたが・・・。

・オブラートに詰める。
・(乳児を除く子に)お湯に溶いて蜂蜜に混ぜる(ただし、乳児は、蜂蜜を使うのは禁忌です!)
・水飴、チョコレートシロップ、ジャムと混ぜる。
*ヨーグルトなどの乳製品と混ぜると味が悪くなって飲めないので、それは避けるべき。溶かすよりも混ぜる感じで服用してもらう。

 西洋医学で補えないところが不思議に、漢方の世界には、あるんですね・・・?!
 私の場合は、「漢方薬」を体質改善でも(小建中湯や黄耆建中湯や六味丸などを)使用していますが、「漢方薬」は、主として急性期に使用しています(五苓散の注腸などは、しばしば)。
 熱さましとして、又、頭痛薬として、小児では、しばしばアセトアミノフェンが使用されていますが、「漢方薬」では、その子にあったものを(副作用を避け、効果を最大限に効かす為に、証を合わせることが大切です)、オーダーメイド的に処方しています。
 葛根湯、麻黄湯、桂枝湯、柴胡桂枝湯、黄連解毒湯、白虎加人参湯、小柴胡湯加桔梗石膏、川キュウ茶調散(頭痛)、竹ジョ温胆湯(インフルエンザのこじれ)など、私が日常によく子どもに処方する「熱さまし」だけでも、こんなにあります。
 今朝も、昨晩から、嘔吐が続いて顔色の悪い子が来て、(脱水があるのでやむなく点滴をしていますが)五苓散の注腸をして、(五苓散で30分もせずに直ぐに)元気な顔になり、それに、点滴をして元気になっていますよ・・・。
 
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