日本の心・さいき

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新生児医療・・・


 3連休、いつもの様に多くはないが、患児がアチコチから来る。時には、2時間近く掛けて来ている場合もある。「今、医療機関に掛かっているが、今日はその先生と連絡が付かないので、来ました・・・」と言うのが結構多いかな?!
 8日(土)・・・11名(内、19時過ぎ4名)
 9日(日)・・・・7名(内、19時過ぎ2名)
 10日(祝)・・・8名
 10日の18時時点で、総計(延)26名診ている(その内、自分が診てないのは、10日の深夜に来た1例だけ・・・)。
 RSウイルス感染症ノロウイルス感染症アデノウイルスが多い。インフルエンザは、この3日間、ないみたいだが・・・。
 しかし、時間外で一番気になるのは、小児病棟患児と、お産からの新生児医療。
 予定日過ぎてもなかなか産気付かない人がいて、ずっと気になっていたのだが、自分が立ち会って、10日の13時に無事に生まれた。
 産科の先生が、「経産婦でなかったら、帝切になっていたなあ・・・」と言われた。普段よくある「前方後頭位」でなく、珍しい「前方頭頂位」で、吸引を1回し、子宮圧迫も1回し、首の巻絡も1回あって、医療側もドキドキだった。(・・・→無事でホント良かった!)
 お産は、直前まで、いつ何が起きても不思議でない。ベテランの医師が診ていても、直前まで、分からないことも確かにある。お産も新生児も、待てないので、神経使うし、それなりに手も取る。佐伯市で新生児・未熟児医療をしている時も、器械につながれた未熟児が1人いると、深夜も、ホント大変だった。
 窓越しに、保育器の中で元気に動いているベビーを、その子の姉である2歳の女児と8歳の女児が(男の兄弟は、いないが・・・)、一生懸命に父親と一緒に見ていた。8歳の女児は、ニコニコして、デジカメで何度も撮っている。昨日から、NHKの大河ドラマが始まって、3姉妹の内の「江」の誕生のシーンがあったが、長女の茶々のイメージとその子がダブって見えてしかたなかった・・・。
 新生児医療、医療訴訟を恐れたりして、それなりに神経を使って暗い面もあるが、全く対照的に、光り輝く感じで、産まれて来た新生児から夢や希望をもらって来ていることも、確かなこと・・・!
 明日から、1週間休みをもらっている。郷里に久し振りに帰るのも、昨年の8月以来。途中の阿蘇、雪が積もっているかな?