日本の心・さいき

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ノーベル受賞者の裏話・・・

 ノーベル賞を取った人、マスコミでよく取り上げられているけど、・・・単なる思い付きでの発見ではなく、それなりに、昼夜を問わず人知れず努力し、他の人以上に沢山の失敗も経験して、それ等による下地があってこそ、大きな発見が出来たのだと思う。
 ノーベル化学賞を受賞した福井謙一さんのこと、よく知らなかった。福井さん、数学大好き人間で、それは亡くなる直前まで続き、亡くなる最後の病室の枕元にも、ノートに数式が沢山書き込まれていたそうだ。
 三人兄弟の長男として奈良県生駒郡(現奈良市押熊町)に生まれ、数学が好きなので、その道に進むつもりであったのに、父の叔父に当たる喜多源逸京大教授から「数学では飯が食えない、化学をやれ」と言われたらしく、それで、京都大学工学部工業化学科に進学している。
 メモ魔で、枕元に常にメモ帳と鉛筆を置いて寝ていたとのことで、早朝の散歩にも手帳を持ち歩いていたらしい。
 「基礎学問重視」、「独創的研究の必要性」、「科学と人間の平和的共存」などの信条で、「優れた研究者の哲学は、空気感染する(環境が大きい)」、「メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではない。メモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです。」「時間と空間を媒介して、宇宙空間の全ては因果関係でつながっている。」「ひとりの人間は、無限の過去、無限の未来とつながっている。」「科学者を目指す若者に中等教育で最も励んで欲しいのは数学、特に平面幾何学である。」などの発言は有名。

 今回、ノーベル化学賞を受賞された根岸英一さん、大学卒業後、電気メーカーの会社に就職する予定だったのに、そこでは給料が安いと言う先輩の愚痴を聞いて、(奥さんと当時既に付き合っていて、将来の家庭のことも考えて)高給が期待できる化学の分野に進むことにして、それがノーベル賞受賞につながったとのこと。

 ノーベル物理学賞を受賞した、相対性理論で有名なアインシュタインは、ドイツのギムナジウムでは、勉強がやりきれない程の苦痛であったらしい。 しかし、6歳の時から習い始めたバイオリンを一生、離さなかったとのこと。

 ノーベル平和賞を受賞した(アフリカで医療活動をした)シュバイツァーは、小さい時は、学校では問題児で(成績も悪く)、その為に父親(牧師)が学校に呼ばれることもあった。