日本の心・さいき

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雨の沖縄

 3月9日(火)、雨が一日中、降っていた。
 「ゆいレール」で、「おもろまち」駅まで行き、そこから「沖縄県立博物館・美術館」に行った。ここでは、よく見ていけば、まる1日かけても終わらない量だった。そんな中で、「サンゴ」に付いて、詳しく知ることが出来た。
 2月5日〜3月14日まで、そこで、たまたま「造礁サンゴ」の展示があっていた。
 サンゴは、海の森って感じだ。沖縄に多くの種類のサンゴが生息することは、極めて例外なことだと言うことを初めて知った。
 サンゴ礁があると、そこに、魚だけでなく、実にいろんな生き物が生息して来る。いろんな連鎖が出来、規模がどんどん大きなって行く。地上の森と同じで、生態系から見ると、極めて理想的な姿なのだ。生き物だと、大きくて強いゾウさんって感じかなあ。人間はその点、困った破壊者だなあ、・・・?!
 サンゴ礁は温かい所でしか生息出来ない。初めに陸地(島)がないと生息できない。大きな大陸では、東側しか出来ない。島の辺縁にまずサンゴ礁が出来、島が沈んでも、サンゴ礁は残る。
 黒潮なる存在が実に大きい。沖縄では、高い北緯にあるのに、いろんな種類のサンゴが生息する要因で大きいのは、この黒潮の存在だ。
 実際に生きたいろんなサンゴを見て、人の愚かな行為に付いて考えない訳にはいかなかった。
 大型リゾートなどの建設ラッシュで自然破壊がどんどん進み、皮肉なことに、今では、自然が保たれているのは、米軍基地内だけって感じになっているとか。
 沖縄県立博物館・美術館に長くいた後、再び「ゆいレール」に乗って帰った。で、県庁前の「パレットくもじ」にある「那覇市歴史博物館」に行った。そこでは、「1950年代の沖縄」と題して、たまたま、3月5日〜5月12日まで、写真展が開催されていた。
 その写真の中で、「笑顔いっぱいの子ども達」と題しての沖縄の子ども達の写真があった。自分の時も、皆、貧乏だったが、子ども達、夢一杯で、毎日、外で元気良く遊んでいたなあ。(自分が生まれたのは、1949年)
 50年代と言えば、朝鮮戦争が1950年で、その後、その中頃に自民党が合併して出来、その後、日米安全保障条約締結の動きがあっていた時代だ。
 そんな政治のことよりも、自分にとっては、父から、「今、ソ連人工衛星が地球の周りを回っている」と言う話をしてもらっていて、それにとても興味を抱いていたのを思い出す。それに、1559年には、今の天皇皇后陛下の結婚式があったなあ。
 雨の沖縄、展示物を見ながら、いろんなことが次から次へと思い出されてきた。