日本の心・さいき

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あばれ太鼓

 平成22年3月8日(月)、余韻がずっと残る感じの感動の日だった。
 リムジンバスで11時38分にホテルを出た。とても感じのいいホテルだったなあ。図書室も良かったなあ。上から扇風機がゆっくりと回り、緑の観葉植物がホテルのあちこちにあり、インドネシア風に造られていたかな。
 (正午に始まる)結婚式の準備を、正面玄関でしていた。しばしば結婚式がここで行われるとのこと。ただ、思うに、外国の人の姿が少なかった。そこの職員に尋ねると、・・・以前は、台湾の人が結構多かったとのこと。
 この日は、時々小雨って感じの曇り空だった。いつもはとても暑いらしいのだが、ここに来た日以外は、むしろ、少し肌寒い感じだった。
 那覇のバスセンターで降り、「ゆいレール(2両のモノレール)」に乗ろうとしたが、登乗口が分からない。通りがかりの男の人に尋ねると、その階段口までわざわざ一緒に案内してくれた。沖縄尚学って、ユニホームに書かれていた。とても優しい高校生だった(感謝感激!)。
 1日乗車券(600円)を買って、「旭橋」から「県庁前」まで行った。そこを降りると、、目の前に、今から2泊するホテルがあった。つい最近できたホテルで、道路を隔てて県庁の隣で、部屋は広く、部屋にはテレビが2つもあって、大当たりだった。
 それから、「ゆいレール」で、「儀保」駅を下車して、世界遺産の「首里城跡」に行った。熊本城とは違った感じで、むしろ、ソウルの建物に似ている。
 その中に、(お客を招く)茶室があって、そこでお菓子とお茶を飲んだ(300円)。特別な味がしたかな。
 その後、首里城跡を出て、「県立博物館」の場所を探したが、探せない。で、通りがかりの若い女性に尋ねると、・・・「数年前、そこは閉鎖になって、他に移っている。今は、県立博物館・美術館になっている。」と言われた。 「ゆいレール」の「儀保」駅の方向に行く為に、途中まで一緒に歩いてくれた(それまで、全く別の方向に行っていた)。(とても親切な沖縄の眼のパッチリした若いきれいな女性だったなあ、・・・感謝感激!)
 有名な「国際通り」を通る目的で、「ゆいレール」で「牧志」駅を下車し、国際通りをずっと通って行った。で、ふと見ると、太鼓を打つ人の顔の貼った料理店が宣伝されていて、そこに入った。これが、大大正解だった。
 18:00〜19:00まで、そこで沖縄料理を摂り、19:00から30分余、素晴らしい演奏があった。演奏者は、4人の家族で、三線(父親)、ギターと歌(兄)、カスタネットと歌(姉)、和太鼓(18歳の男)のメンバーで、最後に、三線に合わせて、和太鼓のソロがあった。これが凄かった!!基礎がプロとは全く違っているとまで思った。この人こそ、正に、(100年に一人出るかでないかの)野球のイチローみたいな人だと思った。
 5つの太鼓を凄いスピードで、その5つを常に打つ感じで、演奏する。ざわめいていた客室が急に静かになり、素晴らしい演奏が続いた。皆の眼が点になっている感じ。題は、「あばれ太鼓」で、1歳前から太鼓のバチを持ち、今、若干18歳、ずっと太鼓を打ち続けている「天才少年」として、沖縄県では超有名な太鼓打ち。NHKでも取り上げられ、子ども大会でも優勝し、今、北島三郎氏の方から声が掛っているとか。
 帰る時、CD(3000円)を買い(その中に、彼の小学校5年生の時の太鼓演奏が入っている)、その18歳の少年と握手をしっかりとし、写真まで一緒に撮らせてもらった。
 とてもいい思い出が出来た。偶然の出会いが、最高の思い出になった感じで、ホテルにいてもしばらく興奮が納まらなかった。
 沖縄、万歳!