日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

漢方の威力・・・?!

 5日(月)の朝、7歳の男児と8歳女児が救急外来に来院した。2日(金)にその父親が当院の外来を頭痛と発熱で来院し、検査で、インフルエンザAとバチッと診断されている。で、外来の師長さんから、インフルエンザみたいなんで、救急外来で診てとの要請で直ぐに診に行く。
 師長さん、マスクをしっかりし、二人の子ども、昨日の夕方から熱とのこと。だが、元気そう。12時間以上経っているので、検査でバッチリ出るだろうと思っていたら、明らかに陰性。何で・・・?!
 で、二人とも喘息持ちで、ひどくなるので、私が2週間おきに柴胡桂枝湯を3日間連続でちょっと前から上げていたのだ。そうか、これが効いたのだ!
 昨晩夕方からの熱が、今日は、37度以下で、どこも痛くない(少し咳があるが)と言う。脈も強くない。インフルエンザの時は、免疫力が落ちるので、又、漢方飲んでねと言って、漢方薬を6日分(2週間おきに、3日連続で朝夕服用)処方する(それのみ)。
 その会話を聞いていた(か細い)外来の師長さんが、「私いつ掛かるか不安で、インフルエンザになるときつくて寝込まんといけないんで、先生、私も下さい。」と言われ、処方する。
 ワクチンを打っても、5カ月しか持たない。掛かれば、1年は掛からないだろうし、それに、新型のインフルエンザも、毎年、少しずつ連続変異して行くはず。掛かった方が、連続変異が起きても、それなりに効くはず。
 私も知らないうちに、既に掛かっているのかな?!(掛かったなと思ったら、直ぐに、葛根湯を服用することにしていますが。)