日本の心・さいき

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今年のインフルエンザA型・・・

 今、インフルエンザA型が大流行。
 1月29日(土)(小児科23名)も30日(日)(小児科27名)も、来院患児の半分は、インフルエンザ(疑いも含む)だった。
 1週間の統計を見ると、当院小児科外来に来院した子どもで、インフルエンザの検査が陽性だった人で(全てA型だが)、ワクチンを打っても陽性だった人が13人、ワクチンをしなくて陽性だった人が14人となっていた。・・・→と言うことは、ワクチンが効いてなかったと言うことかな?!
 発熱して直ぐに来て(翌日来院して、インフルエンザの検査で陽性)、葛根湯だけで直ぐに解熱している大きな子もいた(親と相談して、抗インフルエンザ剤与えず)。本人以外の家族がインフルエンザの検査で陽性なのに、症状殆ど同じなのに、発熱して12時間経っているのに、陽性に出ない子もいた。
 この時期、乳幼児のRSウイルスによる細気管支炎も多い。又、アデノウイルスによる発熱で来る子も多い。(かって、紹介されて来た大きな子で、インフルエンザに溶連菌感染症が合併していた例もあったが・・・)
 現在、吸入出来る子には、たったの1度(一度に、10歳未満は2吸入、10歳以上は、4吸入)で終わる「イナビル」なる新薬を使っている。10歳未満だと、1本でいい(それ以上だと、2本)。これだと、タミフルリレンザの様に、5日間も上げなくていいので、とても助かる。
 私見だが、殆ど皆がワクチンを打ってしまえば、(ウイルスも生きよう生きようとしている訳だから)ウイルスの連続変異が(ヒトの体の中で)起きやすくなってしまうのではないだろうか?・・・→今回、その状況にあるのではないだろうか・・・?!(私見ですが、ワクチンは、体の弱い人、抵抗力のない人だけに打った方がいいと思っているのですが・・・?!数少なく打っていれば、連続変異が起きにくいのでは?)
 Hの1〜16までの内、今まで人類がパンデミックを経験したこと、1〜3までしかない。今後、H5のトリ型が必ず人間同士で流行してパンデミックになると言い切る人もいるが、この永い年限で、まだ、それはない訳で、その可能性は、私見だが、少ないと思う。
 思うに、そんなニワトリは、狭い部屋に閉じ込められて、大量生産的に育てられ、運動不足やストレスなどで免疫力が落ちていたはず。本来、自然の中で離し飼いであれば、そんなトリ型インフルが入ってもどうもなかったはずが、死につながってしまったと考えらなくもないと思っているのだが・・・?!
 日本人はきれい好きなので、ウイルスや細菌を積極的に遠避ける傾向になる。熱が38.5度以上あれば(体を拭くことなく直ぐに)熱さまし、喉が赤ければ、細菌の感染を疑って直ぐに抗生物質(乳幼児の発熱の病原体として、細菌のことよりも、ウイルスのことの方が圧倒的に多いのに・・・)って感じで常にしてきていると、自分の力で治そうとする免疫力が次第に低下して、肝心な時に、サイトカインが過剰に反応して、急性脳症(日本に多い!)や川崎病(日本に多い!)ってことも、考えられなくもないと思っているのだが・・・?!
 インフルエンザになれば、直ぐに医療機関に掛かって、ひどくならない内に特効薬をと言う人が多いが・・・→それで、インフルエンザウイルスが直ぐに死んで、あまり抗体が上がらなかったり、それの記憶細胞がしっかりと残らなかったりすること、ないのかなあ・・・?!(再び、H1N1やH3N2が流行した時、全く同じでないにしても、共通の部分が少しはあるはずで、それなりに、症状が少しは軽くなるはずでは?!)
 予防に手洗いやうがいやマスクと強調する医療関係者が多いけど・・・免疫力を普段から上げておく必要性が、もっと強調されていいと思う・・・?!
 免疫力を上げる為には、・・・→規則正しい生活、早寝早起きがもちろん大切だけど、1、食事に細心の注意をする。例えば、甘いものを摂り過ぎると、ビタミンが食われるので、少し控える。ショウガやキノコやニンジンなど、免疫力アップにつながるものを積極的にとる。トマトやキュウリ(イスタンブールでは、よく、これが食事に出ていましたが・・・)を食べると体が冷えるので、温めて食べる・・・など。2、適度の運動、3、(夜更かししたりして)睡眠不足にならない様に。4、姿勢を正す(勉強する時、パソコンやファミコンをする時、時々休み、又、しばしば正しい姿勢になる様に気に留めるべし!)。5、ストレスを貯め込まない(生き方、プラス思考で・・・)。
*あくまでも、私の私見です。私は、インフルエンザの治療としては、葛根湯2日間→柴胡桂枝湯3日分を基本とし、自分自身は、ワクチンせずに、流行時期には、柴胡桂枝湯を1日朝1包夕1包を3日間連続、それを2週間おきに、服用しています。もちろん、患者さんには、抗インフルエンザ剤を使ったり、点滴も、必要に応じてしています。

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