日本の心・さいき

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医師の過労死

 昨日、NHKの総合テレビで、民主党の前原氏と麻生総理や桝添大臣とのやりとりが中継されていて、帰りのバスの中でそれを興味深く拝見していた。
 前原氏が、医師の超過勤務の報酬がないことに触れた。麻生総理は、すんなりと認めた。長いこと、多くの医師が訴えてきたことだったのだが。桝添大臣は、政府が医師不足を認めてこなかった過ちを素直に認めていた。
 前原氏は、現在過労死寸前の勤務医が2割程いるっ感じで言われていたかな。医療費抑制で、自治体病院の9割以上が、公的病院の8割以上が、私的病院の5割以上が、赤字。自治体病院の維持困難は、その自治体病院だけの問題でなく、周りの医療機関までも引きずってしまうとの大きな問題も指摘していた(納得)。
 医師の場合、労働基準法なんて全く無視の状態で、過酷な労働をやむなくしていても、聖職だからって感じで言われること多いかな。朝から晩まで休みなく仕事をして、その内に体を壊しても、誰も責任を取ってくれないのだ。自分で取るしかない!自分の体を守るには、自分でしかない!!もう体がもたないと思ったら、早めにその病院を辞めるのは、当たり前のことだと思います。だけど、医師の多くは、何故か、ギリギリまで頑張っている人、実に多い。その結果、夜になっても眠れずに、体調を壊し、精神的にも行きついている人、いますネ。医師の心のケアーも、大切な時代です。
 同じ科の医師が、3人が2人になり、それが1人になって、凄い仕事量になっても、その分、給料が上がる訳ではない。となると、もっと条件にいい所で勤務しようと思うのは、当然のこと。1人、2人、3人といなくなって、大きな科でさえもなくなってしまうケース、あります(これを、経営者は、一番心配している?!)。
 小児科の場合、同じ病院での勤務期間が他の科と比べて、短いとはよく言われること。大学から1年交代で勤務しているケース、多いかな。このゴールデンウィークの間、2人の産科の先生、殆ど休みなく頑張っていたなあ。その産科の先生が、「今は、昔と違って高齢出産が多くなって、難しいケースが多くて大変だ・・・」と言われていましたが。