日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ある小児科医の独り言(その68)

 昨日は、長い1日って感じだった。見るのに力が入って、肩が凝ってしまった感じだったかな。外来の検査のWBCwhite blood cell(白血球)が、野球のWBCに見えてしかたなかったドクターも多かったのではと思う。病院の受付の前の広い待合室も、高校野球の中継が朝からあっていたのに、WBCが始めると、そちらに変わっていた。皆、気にしながらの診療と診察。で、私も同じ。
 9回裏、3対2で、ダルビッシュが最後の抑えに出た所で、急患が来て、医局から外来に診察に行って点滴を終えて帰ってきたドクターの初めの言葉、「エッ、日本勝ってないの。まだ試合してんの。もう、日本が勝っていると思ったのに・・・」と驚き。
 緊張のあまり、ダルビッシュが続けて2回もフォアボールを出し、次のバッターに打たれて、3対3。これで負けたら、ダルビッシュの後遺症は想像以上に大きなモノになるだろうなあ何て考えて(時には、押し出しで日本の負けまで考えて)、私もイスに座って見ていたのだが、気が付いたら、立って見ていて、アドレナリンの分泌も盛んになっていたと思う。
 で、やはり勝負師のイチローが出て、ヒットを打った時、これで勝てたと思った。ダルビッシュの10回裏の投球は、2点リードのせいで、ダルビッシュ本来のピッチングで、最後の三振を取った時には、見ている人皆が、声を上げていたかな(上げると言うより、自然に出た感じだ)。 1人で家でテレビ観戦していたある日本人は、(人がいない為に)テレビに抱きついたとか。イヤー、家で家内と見ていたら、私も家内に抱きついていたかな。
 9回の裏からは、トイレに行く人も、我慢して見ていた人も多かったと思われる。正に、これって釘付けって言葉にピッタリ。花見の人も、花より団子でなく、野球で、試合の結果を携帯などでしばしばチェックしていた様だ。
 この試合内容、かって高校野球で、三沢高校松山商業の延長18回までの熱戦で釘付けになっていた時と同じ感じだったかな。
 試合が始まる前に、王監督が向こうの金監督(脳梗塞での後遺症あり)に近寄って胸を合わせている姿、良かったなあ。
 原監督も、いい監督になったなあと思った。岩隈投手も、あまり上がっていなかったと思ったが、かなり緊張して投げていたと言われていた。世界のイチローも、日本のエースのダルビッシュも、状況で、本来の力が出せなくなるのだ。やはり、人間なのだなあ(当たり前か)。
 韓国が強かったので、そのお陰で日本も強くなり、気が付いたら、アメリカやキューバを凌ぐまで(少なくとも同等の力までには)なったのだ。
 それにしても、イチロー、私は貴方と一緒に、最後の最後まで、苦しみ、つらく、そして、精神的な痛みを感じ、そして、最後に、笑いました。
 経済効果、500億円以上とか言われているが、勝った直後から株が上がり、6兆円の効果があったとか(定額給付金の3倍)。
 この日は、天気も良くて、夕方、看護学校敷地内の桜の写真を撮った。今が、一番の満開の時となっていた。
 ところで、同じイチローでも、民主党の一郎、同じイチローの言い方で、少し救われたかな?イチローだけ攻めている自民党の姿は、極めて不自然。少ない(庶民にとっては大金だが)お金を返せばいいと言う問題でもない。ここらで、お金の要らない選挙にしてもらいたいなあ。
 北朝鮮のミサイル実験も間近に迫っている。打ち落とすかどうか、これが引き金で最悪にならないことを祈るばかりだが。
 WBCで、免疫細胞のNK細胞の活性が下がりかけて急上昇したり、北朝鮮のことで下がったり、体の中も、免疫力が上がったり下がったりで、大変だ・・・・!