日本の心・さいき

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ある小児科医の独り言(その60)

 結婚式の披露宴が終わってから、母の住んでる所に行った。母の好きな曲、「青葉の笛」の曲を吹いたら、いつもの様に口ずさんでくれた。で、一曲では物足りないと思って、「君が代」を吹いたら、(昔の人なので)ニッコリしてくれた。
 で、(コッソリと練習してきた)赤ん坊の泣き真似を母の前でした。母は、産婦人科のナースをしていたこともあり、赤ん坊の泣き声は、沢山聞いているはず。
 で、産声と、お腹が空いる時の泣き声と、眠たい時の泣き声の3通りを、父がしていた様に、両手を動かしながらした。が、意外なことに、母は、「いや、お父さんの泣き声は、そんなんじゃない。もっと上手だった!」と言われた。何度も挑戦するのだが、「違う!違う!」と言う。やはり、父の泣き声の素晴らしさには、ほど遠いのかなあ。
 「お父さんの赤ん坊の泣き声の二代目、自分が継ぐから、又、練習しとくから」と母に言ったら、笑っていた。
 父は、起きる時に、「コケコッコー」と言って起きていた。又、卵を産んだ後のニワトリの鳴き声のマネやホトトギスの鳴き声のマネなどもしていた。
 赤ん坊が、お腹が空いて泣いているのか、おしめが濡れて泣いているのか、眠たくて泣いているのか、ある程度分かるとと思ってきている。が、それを実際に自分で再現して似ていると自分で思っていても、他人から見ると、似てないことってあるのだ(当たり前の話かな)。