日本の心・さいき

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朝青龍優勝

 朝青龍が23回目の優勝をした。白鵬の4連覇優勝を拒んだ。立ち合いがまずくて、初め負けて、優勝決定戦となったが、最後は、本来の力を出し切った感じだ。
 体と精神が一致しないと、勝負の世界は負ける。日毎に、それが一致してきたのが、今場所の朝青龍だった。引退までささやかれ、正に、どん底の状態にあったのに、皆の予想を見事に裏切って優勝した。どん底から這い上がる朝青龍のど根性の姿に、多くの日本人が、感動したと思う。
 確かに、だめ押しをしたり、最後にガッツポーズをしたりと、問題はある。彼は、まだ、日本のしきたりに慣れていないのだ。外国人で横綱だと、ちょっとしたことでも、いろいろ言われるのは当然だろう。
 モンゴルでの英雄の朝青龍は、元々、優しいし、恩を忘れない人だと思う。土俵を降りれば、普通の感じだと思う。今回、優勝決定戦後に、ガッツポーズを思わずしてしまい、しまったって感じの顔になっていた。今後は、強い姿以外に、次第に、横綱の品格になって行く姿を見せて、我々日本人に、更なるインパクトを与えて欲しいと思う。
 それと対照的なのが、大関陣だ。千代大海、仏様みたいに超優しくなったのはいいけど、いつも、前半でエネルギーがなくなってしまうみたいだなあ。
 朝青龍がいるおかげで、相撲協会は潤い、スポーツ紙は賑わい、多くの人が、相撲の話題で事欠かなくなっている。それなりの経済効果もあった様だが。