日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

スポーツマンシップ

 北海道にある小樽CCで行われている国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」での最終日。若干17歳の石川遼君が、1日目も2日目も3日目もトップで進んできたが、4日目にして、34歳のオーストラリア出身のゴルフ歴10年のブレンダン・ジョーンズ
(Brendan Jones)に追いつかれてしまった。どちらかが優勝って感じになっていた。
 グリーン上で、BJが外すと、心ないギャラリーが拍手をしていた。ゴルフ自体は紳士のスポーツ、ギャラリーにも、マナーを守ってもらいたいと思った。
 タイで迎えた最終ホールで、遼君が見事バーディを決め、劇的な勝ち方で今季2勝目を挙げた! 
 それまでずっと厳しい顔をしていた遼君にガッツポーズが自然と出て、キャディーと胸を合わせて喜びを分かち合っていた。その後、直ぐにBJがニコニコして遼君の所に来て、胸を合わせて遼君の優勝を祝って上げていた。BJは、素晴らしいプレーヤーだと思った。
 そして、石川遼君の優勝インタビューが又素晴らしかった。「BJがいたからこそこんないい試合が出来た!BJのお陰です!!」と涙ぐんで言っていた。この遼君の涙は、誰の目にも本物だと分かった。正に、両者のスポーツマンシップをそこに見たって感じだった。(拍手・拍手・大拍手)