日本の心・さいき

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ウミを出し切って欲しい。

(7月12日の毎日JPより)
 大分県教委の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委に苦情などが殺到している。しかも17、18日には県内で全国都道府県教育長協議会の総会などが開かれ、19日から来年度の採用試験も始まる。事件や疑惑で幹部職員が逮捕されたり欠勤する中、業務と苦情対応にも追われる職員からは「これ以上不正が出ると、組織として持たないのでは」と不安の声も聞かれる。
 県教委総務課によると、先月14日に義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)ら4人が逮捕されて以降、4日までに電話やメールで苦情が計42件寄せられた。5日以降は集計不能の状況で、ある職員は「受話器を置くと、また次が来る。誠心誠意やるしかないのだが……」と話す。
 ある職員は「繰り返し試験を受ける身にもなって」と受験生から電話を受けた。「申し訳なくて泣きたくなった。何ということをやったのか」と、ため息をつく。組織ナンバー2で教員出身者トップだった元県教委審議監、二宮政人容疑者(61)が新たに逮捕された4日から、苦情件数も一気に増えた。「こんなのは氷山の一角」「子どもがかわいそうだ」などの意見もあり、1時間に及ぶものもあるという。
 事件の舞台になった小学校教員採用試験を担当した義務教育課は、人事・免許班トップの江藤容疑者、学力向上支援班担当の同課参事、矢野哲郎容疑者(52)のポストが空席に。現在は課長らが兼務して業務をこなす。同課の担当者は「こういう事態になった以上、1.5倍働いてくれと職員にお願いしている」。
 不正防止のため事務作業を見直した今年度実施の試験が1週間後に迫り、答案の最終確認や点数の集計のリハーサルなど準備で仕事は増えるばかり。本来なら陣頭指揮に立つべき富松哲博教育審議監(60)も、昇任にまつわる金券授受疑惑で欠勤状態だ。
 職員の中には、県教委庁舎近くにホテルをとり、“泊まり込み”で仕事に従事する職員もおり、疲労の色が濃くなっている。

 これって、大分県だけの問題かなあ。そして、教員採用試験だけの問題かなあ・・・。
 よく耳にしていたこと、・・・
・自動車免許の切り替えをしてなかった場合、コネで偉い人に頼み込めば、余り時間が経っていなければ、何とかしてもらえる。
・組合に入っていると、教頭や校長になれない。
・市役所は、コネがないと入れない。
・すれすれの成績の子に限って、議員がよく頼まれる。
・私立のある大学では、補欠を沢山取っていて、子どもの合格点までの穴埋めを、親のお金で埋め合わせる。5との数字、50万の意味だったとか。
・教員採用試験では、親が教頭や校長をしていると有利。

 土台、採用試験で、その人の能力を100%試験できる方法はない。ペーパー試験に夢中になって、肝心な人間性が欠けている人、多い。ペーパー試験の成績とホントの能力(確かに、試験に合格する能力は認めるが)、関係ない!
 ただ単に、国家公務員1種の試験に合格したからと言って、それで将来が約束されるなんてことがおかしい。
 その試験のガイドには、次の様に書かれている。
 ・・・一般知識の大半は、中学、高校などで一度は勉強したことのある内容であるはずだが、早くから計画的に準備して、重要事項を思い出し、確認しておくことが望ましい。一般知能分野は、むしろ問題を解くテクニックを身につけることが大切である。教養試験は本番で時間不足になりがちである。出題傾向として同じようなパターンの出題が多いので、出来るだけ多くの問題を解いて、よく出題される問題の解法のコツをつかみ、速く正確に回答出来るよう、練習しておく必要がある・・・
 世の中でまかり通った感じでこんな風に試験が行われてきていることが不自然に思えてならない。受験勉強に秀でた人と言うだけで、行政を任せるなんて、それが問題だ!